指す将第4局

負けました。レート差が大きいので負けるのは仕方ないですが負け方がひどい。
以前から仕掛けどころが見えなくてどう動いたら良いかわからなくなって困ったあげく変な動きをして自爆という対局が多いです。仕掛けどころが見えないときには手待ちしてでも変な動きをしないように我慢できればもう少しマシになるのではないかと思うのですが。(本当は仕掛けどころがちゃんとわかるのが理想なんでしょうが。)
あとは、受けても攻め込まれて受け一方だと思っても、受けないともっとひどいことになる場合はちゃんと受けないと。

対局終わったあとはサッパリした気持ちだったのですが、しばらく時間が経ってみると課題が大きすぎてゲンナリ。道のりが遠すぎて挫折しそう。

三間飛車党3連戦が終わって、今度は居飛車党3連戦です。大変な対局しかないですが頑張ります。

高速棋譜並べ3日め

羽生善治の終盤術〈3〉堅さをくずす本 (最強将棋21)

羽生善治の終盤術〈3〉堅さをくずす本 (最強将棋21)

この本を題材に並べはじめて、第1局(四間飛車)→第3局(四間飛車)と順調に来たものの、第4局(三間飛車)で非常に苦労…。

第1・3局は四間飛車に対して4二金型舟囲いで急戦を挑むというもので、自分がこの形を指すことはないもののよくある見慣れた将棋という印象。
ところが第4局は三間飛車に対して天守閣美濃から端玉銀冠に組み替えるという見慣れない序盤。自分が見慣れないだけでままある将棋なんでしょうが見慣れない序盤の手順を頭に入れるというのは大変。

序盤の手順って「このタイミングでこの歩を突くことにこんな意味がある」と知っているから覚えられるというところがあって、意味を知らない序盤の指し手を覚えるのは大変すぎます。最初の20手まで、次の20手まで、と区切って繰り替えすことでなんとか覚えましたが1・2日めに比べて労力がかかったしすぐ忘れそう。

(もったいないので教室で先生に平手の指導をお願いして端玉銀冠VS三間飛車をやってみましたがいまいちでした。。第3局の仕掛け手順をほぼそのままやってみることができたのは良かったですが。)

そう考えると、初級者にとっては、少なくとも最初は自分がよく指す戦型の将棋に限定して並べた方が良さそうな気がします。
定跡書の狙い筋/大成功手順とか、定跡書に載っている実戦譜とか、好きな棋士が自分の指す戦型で快勝した将棋とか。

ということで、明日からは題材を変えようと思います。棋譜の数より繰り返す回数重視で、3ヶ月で20局を目標、ということなので、1ヶ月あたり6〜7局。それくらいでも、自分の指す戦型の狙い筋や、その戦型で頻出の手筋が使えるレベルで身につけば、十分手間に対して元が取れるのでは。

高速棋譜並べに挑戦

持ち時間が短いアマにとっては早指し・攻め将棋が理想の棋風でしょう。
それに対して自分が長考派・受け過ぎなのでどうしたものかと思っているのですが 初段になるための将棋勉強法 には持ち時間の短い練習(短手数の詰将棋・高速棋譜並べ)をやると良い、とあります。

ということで高速棋譜並べにチャレンジ。
www.piri-girl.online

やってみてまずわかったのは「ほぼ覚えてないと滑らかに並べるのは無理!」ということ。特に序盤の細かい手順が前後しがちで難しいです。

棋譜を見ながら盤駒で並べる(1回)→棋譜をソフトで再生しながら、駒を動かす前に次の手を思い浮かべて符号を言う(2回)→暗譜で符号を言いながら頭の中で駒を動かす(2回)→棋譜を見ながら頭の中で駒を動かして確認(1回)→棋譜に該当する問題を解く(羽生善治の終盤術〈3〉堅さをくずす本 (最強将棋21)なので)→ほぼ暗譜で盤駒を使って並べる(1回)
という感じ。5回目には多少間違いつつも頭の中で暗譜で棋譜再生できるのがびっくり。やればできるものですね。

今までやっていた、並べるだけの棋譜鑑賞と違って、覚えて頭の中で再生するのが面白いです。頭の中で動かすのは風呂でも電車の中でも出来るのもポイント。7回盤駒で並べるのは大変ですが頭の中で再生するのがメインだと思っていたほど時間を取られないです。

ただ滑らかに並べてもまだ3分が限度です。。暗譜しても「ななろくふ、はちよんふ、…」と(心の中でも)唱えながら動かすので一手あたりの速度が遅い。心の中で読み上げるのを止めてスピードアップしないと。まあそれより一連の手順をチャンクとして認識して一気に進められるようになることで高速化するのが理想なのでしょう。精算する手順とか繰り返してるとだんだん速くできるようになってきますが、強い人にとっては「◯◯の地点でばらして」と一瞬で精算後の局面が思い浮かぶのでしょう。自分の場合はまだ「取って取って取って取り返してー」と順次動かしてます。

おそらく自分は同じ棋力くらいの人に比べれば棋譜並べに慣れていて先後逆の符号も平気だし局面も比較的覚えていると思うのですが、それが棋力に全く結びついていないので、どれくらい成果があがるのかはまだわかりません。それでも棋譜並べは好きなので楽しんでやれそう。(でもいつまで続くかな…。)

社団戦に向けて、実戦を増やしつつ、次の一手棋譜並べをやってみたいと思います。

受け将棋になる原因

リアル将棋で同じ相手と相居飛車を3局。お互い角換わり好きなのですべて角換わり/一手損角換わり。自玉の位置を錯覚して王手見落としで負けたりしてました。先を読んでも盤面はちゃんと見ないと…。受けに一方にならず攻められたのは良かったです。

で思ったのですが、受けすぎてしまうのは、ソフト相手やウォーズ10秒で練習している影響なのでは。

対ソフト→弱いソフトでも終盤は鬼強。攻めの火種を残しておくと思いつかないような技をかけられたり、長手数でいきなり詰まされたりするので、丁寧に受けた方が勝ちやすい

10秒将棋→先に駒損する仕掛けや、駒を捨てる寄せ手順は先が読めてこそ指せるわけで、10秒だと目先の対応に追われてしまう(部分的に定跡化された手順は10秒でも十分指せるので、もっと強いひとだとそういう手筋ストックがたくさんあって指せるのでしょうが)

変な癖がつかないように練習方法を変えたほうが良さそう。

将棋blogで紹介していただきました

syogiblog.hatenadiary.jp
りたあめ (id:RitaAme)さんのblogで紹介していただきました。(ありがとうございます。)
ブログを過去に遡っていただいたようで恥ずかしい限り。過去blogを見られると、なんだかんだ言って全く強くなってないのがバレバレです。

強くならなくても楽しめるし、年をとったりいろいろあったりして以前より弱くなっても強くなろうと頑張ることはできて、その中で楽しいことを見つけられる、ということが伝われば良いなと思います。
また、女性アマ将棋界が級位者でも楽しいこといっぱいなのは、普及に熱心な方々や大勢の支援者に支えられているおかげなので、感謝の気持ちを伝えていきたいと思います。

www.piri-girl.online
シュうぇッチマン(id:Shouldgo)さんの将棋上達法、参考にさせていただいていますがなかなか実践できないのが上達しないところなんだと思います。
とにかく繰り返しが重要!記憶を定着させないことには、忘れる量を増やすだけで役には立たないんですよね。自分の場合読んだことを忘れてた本まであったりします。反省して最近ようやく繰り返しに重点を置くようにしています。

叡王戦が終わって

叡王戦が終わりました。

いままでタイトル戦は「できれば◯◯先生に勝ってほしい(一基先生とか!)」というのはあっても基本的にどちらも頑張って良い将棋を、という気持ちでしたが、今回は特別な体験でした。
3局連続現地へ行って4局目。流れを変えたくて現地へ行かないことにしました。
結果は皆様ご存知のとおり。

タイトル戦が特別な舞台で、タイトル戦常連になるような大棋士が普通の人と全く違う、ということがよくわかりました。
(谷川全集でタイトル戦を戦う気持ちを読んでいるのですが、ストレート負けした棋士のその後を気遣う余裕とか、全局違う戦法を指そうとか、大舞台でも紙一重の変化に平気で飛び込むとか、常人と考えることが違いすぎ・・・)

あの舞台であのように振る舞える金井先生も普通の人とは全く違うわけで。
棋士の凄さを強く強く感じました。

前夜祭が一般人が行っても楽しいところとわかったのが収穫。お土産に扇子など頂けてパーティーでお酒と食事が出て実質無料じゃないでしょうか。
今回棋士の先生方とお話しができたのはコミュ力が高い友達と一緒だったおかげだと思います。(谷川先生といろいろお話しできたのを今でもときどき思い返します。)でもコミュ力低い自分が一人で参加しても、ちょこっと声をかけて写真を一緒に撮ってもらうくらいのことはできそうです。

居飛車はじめました

最近、指導対局でも平手でも攻める手が見えなくて悲観しすぎ・受け過ぎになり、将棋を指す意欲が減ってしまい、毎日欠かさず解いていた詰将棋を解く気力もなくなってしまっていました。そうなると労力のいる序盤なんて取り組む気も湧かないわけで。
指導対局で2枚落ち卒業しても、と言われた頃よりヘタになっていて、今だと絶対言ってもらえないなあ…。

観る将というのも、ライトなぶんには楽しいけど応援しすぎると応援してる棋士が負けると半端なく凹むし、イヤな思いをすることもあるし。

このまま強くならないでエンジョイ勢か・・・、と思ったら、
自分に向いてなくて勝てないかもしれないけれど好きな戦法をやって、役に立たないかもしれないけれど好きな棋士棋譜を並べる、というのも良いような気がしてきました。

ということで、しばらく中飛車を封印して居飛車をやってみることにしました。

とにかく縦の攻めが苦手なので(これが相振りがダメな最大の理由でしょう。いまだに矢倉崩しとか継ぎ歩攻めとか、全くもってピンときません…。角換わりでも横から攻めちゃうくらいなので)、光速の寄せ 矢倉編 (将棋連盟文庫)で縦の攻め手筋を学びながら、ずっと楽しみにしていた将棋戦型別名局集7 角換わり名局集 (将棋戦型別名局集 7)を並べてみたいと思います。

そう思ったら元気でてきて、毎日詰将棋も再開して楽しく棋書を読んでいます。

「攻めは実戦で数をこなさないと身につかない」という藤井九段の教えもあるので実戦も頑張りたいところではあるのですが、10秒将棋で居飛車を指すと優勢になってもなにやればいいかわからなくてひどいめにあいまくってつらいです。

棋風的には明らかに振り飛車向きなんだと思いますが、なんとか悲観しすぎ・受け過ぎを直して、縦の攻めに強くなれたらと思います。