高速棋譜並べ3日め

羽生善治の終盤術〈3〉堅さをくずす本 (最強将棋21)

羽生善治の終盤術〈3〉堅さをくずす本 (最強将棋21)

この本を題材に並べはじめて、第1局(四間飛車)→第3局(四間飛車)と順調に来たものの、第4局(三間飛車)で非常に苦労…。

第1・3局は四間飛車に対して4二金型舟囲いで急戦を挑むというもので、自分がこの形を指すことはないもののよくある見慣れた将棋という印象。
ところが第4局は三間飛車に対して天守閣美濃から端玉銀冠に組み替えるという見慣れない序盤。自分が見慣れないだけでままある将棋なんでしょうが見慣れない序盤の手順を頭に入れるというのは大変。

序盤の手順って「このタイミングでこの歩を突くことにこんな意味がある」と知っているから覚えられるというところがあって、意味を知らない序盤の指し手を覚えるのは大変すぎます。最初の20手まで、次の20手まで、と区切って繰り替えすことでなんとか覚えましたが1・2日めに比べて労力がかかったしすぐ忘れそう。

(もったいないので教室で先生に平手の指導をお願いして端玉銀冠VS三間飛車をやってみましたがいまいちでした。。第3局の仕掛け手順をほぼそのままやってみることができたのは良かったですが。)

そう考えると、初級者にとっては、少なくとも最初は自分がよく指す戦型の将棋に限定して並べた方が良さそうな気がします。
定跡書の狙い筋/大成功手順とか、定跡書に載っている実戦譜とか、好きな棋士が自分の指す戦型で快勝した将棋とか。

ということで、明日からは題材を変えようと思います。棋譜の数より繰り返す回数重視で、3ヶ月で20局を目標、ということなので、1ヶ月あたり6〜7局。それくらいでも、自分の指す戦型の狙い筋や、その戦型で頻出の手筋が使えるレベルで身につけば、十分手間に対して元が取れるのでは。