高速棋譜並べに挑戦

持ち時間が短いアマにとっては早指し・攻め将棋が理想の棋風でしょう。
それに対して自分が長考派・受け過ぎなのでどうしたものかと思っているのですが 初段になるための将棋勉強法 には持ち時間の短い練習(短手数の詰将棋・高速棋譜並べ)をやると良い、とあります。

ということで高速棋譜並べにチャレンジ。
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やってみてまずわかったのは「ほぼ覚えてないと滑らかに並べるのは無理!」ということ。特に序盤の細かい手順が前後しがちで難しいです。

棋譜を見ながら盤駒で並べる(1回)→棋譜をソフトで再生しながら、駒を動かす前に次の手を思い浮かべて符号を言う(2回)→暗譜で符号を言いながら頭の中で駒を動かす(2回)→棋譜を見ながら頭の中で駒を動かして確認(1回)→棋譜に該当する問題を解く(羽生善治の終盤術〈3〉堅さをくずす本 (最強将棋21)なので)→ほぼ暗譜で盤駒を使って並べる(1回)
という感じ。5回目には多少間違いつつも頭の中で暗譜で棋譜再生できるのがびっくり。やればできるものですね。

今までやっていた、並べるだけの棋譜鑑賞と違って、覚えて頭の中で再生するのが面白いです。頭の中で動かすのは風呂でも電車の中でも出来るのもポイント。7回盤駒で並べるのは大変ですが頭の中で再生するのがメインだと思っていたほど時間を取られないです。

ただ滑らかに並べてもまだ3分が限度です。。暗譜しても「ななろくふ、はちよんふ、…」と(心の中でも)唱えながら動かすので一手あたりの速度が遅い。心の中で読み上げるのを止めてスピードアップしないと。まあそれより一連の手順をチャンクとして認識して一気に進められるようになることで高速化するのが理想なのでしょう。精算する手順とか繰り返してるとだんだん速くできるようになってきますが、強い人にとっては「◯◯の地点でばらして」と一瞬で精算後の局面が思い浮かぶのでしょう。自分の場合はまだ「取って取って取って取り返してー」と順次動かしてます。

おそらく自分は同じ棋力くらいの人に比べれば棋譜並べに慣れていて先後逆の符号も平気だし局面も比較的覚えていると思うのですが、それが棋力に全く結びついていないので、どれくらい成果があがるのかはまだわかりません。それでも棋譜並べは好きなので楽しんでやれそう。(でもいつまで続くかな…。)

社団戦に向けて、実戦を増やしつつ、次の一手棋譜並べをやってみたいと思います。