角換わりって難しい…

「角換わりって難しい。角換わりが一番難しいかも」
居飛車党有段者がこのあいだ言っていました。

棒銀以外も扱う角換わりの本で最も易しいと思われる 矢倉・角換わりの教科書 で、角換わりの基本・三すくみの話を読んでいるところですが、難しさにクラクラしてきます。一手の違いが大違いで、玉の位置ひとつ・歩の位置ひとつで成立する筋・しない筋が。

(先手腰掛け銀に後手棒銀にすると、棒銀有利なはずが先手右玉にされて難しいという部分を今日読みましたが、まさにそういう対局が。谷川浩司全集〈平成3年度版〉 の第1局、▲2六歩型腰掛け銀に対して後手が棒銀にして9筋を攻めたのに対し先手は右玉に組んで1筋を端攻め、端攻めから一気の寄せが鮮やかすぎる対局です。「腰掛け銀の同型が指されるようになったのはもう少し後である」という記述があります。)
次の節から相腰掛け銀。相腰掛け銀になると、今度は端歩の位置ひとつで違いが出てくるのでしょう。なんて恐ろしい世界。

「後手番を持って指す場合には特に、先手の玉や銀の動きに注目して臨機応変に作戦を選択することが大事である」と阿久津八段は書いてます。いやー、これ正しく作戦選択できたら相当序盤うまいでしょ。。定跡手順を覚えることはできても、級位者のデタラメな序盤に対して正しく作戦選択するってすごく難しいですよね。
なるほど、相手の謎な序盤を初見で咎めるのは難しいので、本当は成立していない形でも力戦に持ち込んでガチャガチャすることが出来るという、低級居飛車特有のアレなのかぁ。似て非なる形、というのが矢倉よりもっと似ていて見分けづらく、そして角を手持ちにしていて思わぬ筋が出現する、と。
うわぁ~、角換わりって難しいなぁ。。

目指せ居飛車党!?

初心者の頃は居飛車党を目指して、頑張って定跡覚えようとしたものの、全然覚えられないし、一方的に序盤から攻め潰されて将棋にならずに負けることが多すぎて挫折。
中飛車を始めて、自玉を囲えるのでいきなり攻め潰されることがないし、ある程度定跡どおりの進行になりやすいし、やっと人と戦えるようになりました。

1年前に相振りを止めることを決意して、先手番なら3手目▲2六歩を突くようになってから、角換わり棒銀や右四間、謎の居飛車急戦をたまに指すようになりましたが、意外と戦えるので自分でもびっくり。特に角換わりは、自分より強い相手に対しても勝ち負けになるのが自信になりました。(角換わりを指す居飛車党は相腰掛け銀の研究がメインで対棒銀はあまり研究していないだけという気がします。あと棒銀は歩を突く筋が少なく駒組みの隙が少なめなのが初心者向きなポイントかと。初心者の頃に勉強した定跡が一部記憶に残って役立ってるのかも。)

勉強しなくてもある程度指せるーー
自分の場合これが戦法を選ぶ基準になってます。中飛車、対四間(居飛穴)。(あとは四間飛車も勉強しないである程度指せたような。)
石田や相振りはちゃんと本を読んで勉強したのに全く指せるようにならなかったので、あまり勉強しなくても指せる戦法を勉強する方が効率が良いのは間違いないと思います。

というわけで「たいして勉強しなくても角換わりがある程度指せるということは、角換わりを勉強すれば戦法レパートリーに加えられる可能性がある」と思い、居飛車に再チャレンジしようと、この本を買ってきました。

矢倉・角換わりの教科書

矢倉・角換わりの教科書

この本の角換わりのところだけ読んでみようと思います。
マイコミ将棋BOOKS よくわかる角換わりが難しくてわからない人にもわかる内容だと良いのだけど。
序盤編を読んだところ棒銀・早繰り銀・腰掛け銀の分岐局面まで。これから中盤編で三すくみの説明です。三すくみといえば

この三すくみが先手の飛車先保留型(2六歩型)によって崩れ、先手はほぼ腰掛け銀一本で対応可能になりました。これがわかったのは谷川浩司九段の功績と言っていいでしょう。
ーー最新戦法の話 (最強将棋21) より

ああ、わくわくするなぁ。。
将棋の上達という意味では、最近攻めに偏った乱暴な将棋になっているので、ノーマル四間飛車を指すとか森内九段・森下九段のような手厚い将棋を並べるという方が効きそうな気はしますが、趣味なので、角換わりの基礎を学んで谷川将棋を楽しみたいと思います。

大会その参・社団戦最終日

開始時刻がいつもより早いのを知らず、会場についたらちょうど1局目開始でした。ギリギリ7人集まっていたので良かったのですが、気をつけよう。。

6部は2局目・3局目は交流戦

2局め:×(▲先手一手損角換わり棒銀(自分)VS△腰掛け銀)棒銀捌けないものの壁銀にさせて満足、馬を作ってまあまあと思っていたら怒涛の攻めにあい形勢不利に。そんな中、相手の頓死局面(3手詰)が生まれるも見逃して逆転ならず。

3局め:×(▲居飛車2枚銀急戦VS△ゴキゲン中飛車(自分))中盤間違ったものの大技(歩頭に遊んでいる銀を捨てて飛車馬両取り)を掛け、駒得して逆転したと思ったのだけど、駒の働きが悪くなったのが響いて。自分の読みが甘かったです。

こんな感じで社団戦1年めは2勝(いくつ負けたっけ?8敗くらい?)という成績となりました。
強い方々と真剣に対局できて勉強になりましたし、仲間と一緒に闘うのが非常に盛り上がって楽しかったです。
どうもありがとうございました!!

社団戦、レベルの高さゆえに「誘ってもらえたら出たいけど、自分から一緒に出たいとは言えない…」という方も多いので、来年以降どんどん参加者が増えていくといいなと思います。

大会その弐・アパガード杯女子団体戦

←将棋の女子団体戦、スポンサーは「芸能人は歯が命」で有名なアパガードさまなのです。

女流アマ名人戦はじめ最近の出来が悪く、さらに例の騒動のショックが大きくて何も手につかない状態で大会の日を迎えることに。段級位の順なら3将なのですが、あまりにも自信が持てなかったので4将で出ました。

◯(▲石田流VS△中飛車穴熊(自分))いきなり苦手な石田流相手。中飛車穴熊を指すのも相当久しぶり。。相手が美濃囲いも完成しないうちに7筋を棒銀のように攻めてくる展開に。7筋突破されそうなところで△7七歩(焦点の歩)が効いて反撃。攻め始めてからは囲いの差が大きく。
◯(▲居飛穴(自分)VS△中飛車)相手の速攻に対応できず馬を作られ銀桂香損で敗勢に。相手が中央突破にこだわる間にと金を作って桂を拾い、勝負手で駒損しながら角交換して飛車をおびき寄せ▲7四桂(取れば王手飛車)。即詰みにするほど持ち駒はなく、玉をかわされてダメかと思ったけれど、そのあと相手の攻めで駒が入ったので寄せが生じて逆転。
◯(▲居飛穴(自分)VS△四間飛車)後手が桂跳ねから△6五歩と角交換を迫る流れに。▲2四歩と突き捨てを入れてから対応したのが奏功。中盤、過去の経験が活きて上手く指せました。
◯(▲四間飛車VS△居飛穴(自分))序盤に相手のうっかりがあって一方的な展開に。

このところ対四間の指し方を忘れてしまって居飛穴の序盤で失敗が続いていたのですが、大会当日の朝にタカミチ先生の本(居飛車穴熊の教科書)の対四間6六歩型の章をちらっと見直したのが役に立ちました。

チームメイトが強かったので、チームとしても望外の成績を収めることができて良かったです〜。

ファイト!闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう

今回の騒動、連盟はなんてバカな対応をしているんだろう、と最初思ったのですが、いろいろ情報が出て来るにつれて、どう指しても形勢を損ねる難しい局面で精一杯やっている結果なんだなと思えるようになりました。
うまく対応できないこともあるだろうけれど(世長けた経営者達だってインシデント対応を誤ることはよくあるわけで)良い結果になるように祈りながら応援していきたいと思います。

大会その壱・女流アマ名人戦

3週連続で大会があるのですが、その第一弾・女流アマ名人戦
数々の女流棋士を輩出した歴史ある大会です。私が出たのは下のクラスなのですが、それでもガチ感が漂ってます。いままで出たことのある大会で一番緊張しました。
(入賞すると谷川会長名義の賞状をもらえるしA級優勝すると初段免状をもらえるのです。それ以上に大会の知名度が高くてやる気のある子どもが多いのがガチ感の理由でしょう。)

朝からボケていて電車一駅乗り過ごしたり扇子忘れたり散々な出だし。。対局の結果は
◯(▲矢倉VS△右四間(自分))右四間の攻めが炸裂
×(▲四間飛車穴熊VS△居飛穴(自分))相手に右四間に振り直して攻められ。受ける時に駒を節約したら数が足りてなくて攻め込まれ、粘ったものの手数が延びただけで終了
×(▲先手中飛車(自分)VS△居飛車急戦)7筋攻めに対して応接に苦しんで無理な攻めを重ねて形勢を損ねてそのまま
◯(▲居飛車VS△ゴキゲン中飛車(自分))序盤有利に進めるも無駄な駒打ちや飛車角交換の大捌きをして形勢接近。最後は舟囲い崩しが決まる
◯(▲居飛車(自分)VS△ゴキゲン中飛車)持久戦にしようとしたが中飛車側の速い仕掛けで中央突破されかける。最後は美濃崩し一発
と3勝2敗でした。
負けた対局は序盤失敗して、なんとかしようと暴れて実らず、という内容。最終局を除けば、勝った対局は序盤やや良かったし、序盤が勝敗に直結した結果となりました。

大会が続くので、次の大会まで頑張ろう〜。(次の大会まで1週間切ってますが…)
・序盤の失敗が目立つので、序盤のおさらいをする
・苦手な戦法の序盤を最低限なんとかする
・勝負勘が低下してるのでなるべく実戦(ネット将棋はなかなかやる気が出ないので練習に出かけよう)

次の大会は団体戦。次こそ頑張るぞ〜、とやる気が出ました。
関西で女性ファン向けイベントがあったので大会よりそちらへ遠征しようかとか直前まで悩んでいたのですが、出て良かったです。

大会に向けて?

大会前って何をやるのがいいんでしょう。とりあえず道場へ行ってみました。ふだんネットで指さないので出かけないと実戦から離れすぎちゃう。

道場で2局。勝ち継ぎ券を忘れたのでゼロスタートで。
1局目:5級の子と。ゴキゲン中飛車角交換型で飛車が向かい合う形に。無理に動きすぎて桂をタダ取られ2筋を突破されるも飛車を再度5筋に振り直して中央突破して勝ち。しかしゴキゲン中飛車角交換型の定跡を全く思い出せず。。
2局目:対3級なので先手。通常3手目▲2六歩だけれど相手の子が△8三の歩に触っていて居飛車っぽい?と思ったので▲6六歩から四間飛車を目指してみると、なんと相手は中飛車。すごく久しぶりに相振りに。▲三間高美濃VS△中飛車穴熊という変則的な戦いに。駒の偏りを突いて浮き飛車を2筋から成り込んで優勢に。そこからグダグダな寄せでヒヤヒヤする場面もありつつ勝ち。
微熱が出てきたので2局だけで帰りました。将棋体力なさすぎ。

最近は詰将棋ばかりで定跡書を全く読んでいないので定跡を忘れていて、序盤不利になっては中終盤ガチャガチャやる将棋になってます。
居飛車でも相振りでも、結局力戦になるのですが、やはり相居飛車の方が面白く感じます。

つめつめロード、リアルフレンドに応援要請してなんとか上級をクリア。しかし超級はよほど運が良くないと突破できそうにないですね。
確率UPしたガチャでジキルとハイドを入手してハイドを育成中。なんとかレベルと熟練度を進化前MAXにしたものの、A進化素材が足りない〜。ジキル便利ですが進化させると技が遅くなるのでレベルあげられないし、うーんうーん。
いろいろ詰んだ気が。。←つめつめだけに
つめつめロードが将棋にプラスになるかというと、ある程度の棋力までならプラスなんじゃないかと思います。