Sony Readerに自炊PDFを入れてみて

ChainLPで余白除去・ボールド化した自炊PDFを入れたSDカードを持って行き、試させて頂きました。

  • SDカードを差すと、しばらく読み込みに時間がかかります。PDFを10個くらいしか入れてなかったのですが。ファイルの数が増えると相当時間がかかるかもしれません。SD差込時の読み込みの遅さは初回だけで、抜いたSDカードをまた入れた場合、特に読み込み時間は発生しませんでした。
  • SDカードから400ページ(80MB)くらいのPDFを読んでも、ページめくりの速度は内蔵メモリ上のテキストファイルとそれほどかわりません。最初に本を開くときには少し読み込み時間がかかりますが、それほど重くはありません。
  • ページめくりは遅くないので飛ばし読み主体の読み方でも使えそう。でも飛ばし読み的な読み方をすると白黒反転が気になるかも。
  • メモ書き込み機能はSD内のファイルに対してもOKです。SD内のファイルについてはSD内にメモ情報を書き込みます。(手書きメモはSVG形式で保存されてます。)
  • ファイル情報はSDカード内にXMLなどに出力されています。サムネイル画像JPGもできていました。つまりSDカードを差すとXMLの作成/更新、サムネイルJPGの作成を行っていて、ブックマークやノート作成をすると、そのたびにXMLを作成/変更しているということのようです。「多数のファイルを入れると非常に時間がかかる」のは、読み込み時に全部処理して、終わるまで待たせるようにしているためではないかと思われます。サムネイルは一覧に表示する際に作るとか(一覧で一度に表示できるサムネイルなんて少ないんだから)、バックグラウンドでやるとか、そもそもXML使わなければいいのに、などと思いました。
  • 個人的には6インチでも相当小さく感じます。新書でもギリギリなように思いました。
  • 計算を間違えてサイズが少し小さいPDFを持っていってしまったのですが、サイズが足りない分は自動で拡大してくれたりせず、黒く塗りつぶされて表示されてしまいます。

PDFサイズの計算の話ですが、ChainLPではSony ReaderはW:584×H:754となっています。なので単純に横向き表示用のファイルをW:754で作ってしまったのですが、これが間違い。本来はW:600×H:800なので制御用情報部分がW側:16・H側:46ということに。なので、横向き表示用のファイルを作るなら、W:784にするのが正解と思われます。

E-Inkの見やすさとメモ書きは魅力なのですが、自分の使い方だとUS版DailyEditionの7インチでも大きさが足りなさそうに思いました。

ということで、電子書籍リーダーはiPadにしようかと思っています。
しかし、iPadは輝度を最低に下げるとWiFiに支障がでるという不具合が。iBookだけは輝度設定と無関係に画面を暗くできますが、iBookしか使わないわけではないので。来春に出ると噂の新型では不具合が直っていることを期待してます。しかし「新型は画面が明るくなり…」とかいう推測を見ると、新型になって輝度を最低にできても今の輝度最低一つ手前より明るい、というオチがありえる気もします…。(ただ、iPhone4は、iPadiBook並みに暗くする設定が可能なので、新型もそうなる可能性の方が高い気はします。)

大きさ的にはKindleDXという選択肢もあるのですが、IS01と二個持ちするとiPadより重くなってしまうのがつらいところ。軽いKindleDXが出るといいんだけど。