紆余曲折を経てBoox Poke Proを買いました

前・前々エントリのとおり、7.8インチE-Ink端末Boox NovaPro(Wacomペン対応)とLikebook Mars(SDカード使用可能で軽量)との間で悩んでました。(今まで、一般的な評価に関係なく個人的に長い期間愛用した端末には、iriverStoryHDにしろKoboAuraH2Oにしろ、SDカードが使える、という共通の特徴があったので、Likebook Marsを選ぶのが手堅い気はしましたが、Booxが気に入ってるんですよね・・・。)
結局、どちらを買ったとしても重さが気になって「もっと軽くて長時間本が読める端末がほしいなぁ」と思うのでは、という結論に至りました。230g程度のKoboAuraH2O(初代)ですら「読み続けるには重い」と思っていたので。
すべての本が読みやすい端末というのはないわけで、どのみち使い分けることになるのであれば、手持ちの端末と特性がかぶらない、Kindle Paperwhiteの代わりになる端末、つまり一般書などのリフロー型コンテンツを長時間読み続けるのに向く小型軽量端末がある方が良いのでは?と思って6インチのBoox Poke Proを買うことにしたのです。

Boox Poke Proは在庫がない期間がずっと続いており、わずかに入荷してはすぐ品切れ、というのを繰り返しています。今回はじめて在庫が24時間以上保ちましたがすでに品切れになってます。この手のマイナー端末は買ってから考えるくらいでちょうどいいのではないでしょうか・・・。

詳しいレビューはよそのサイトにすでに出ているのでそちらを。
http://blog.double-h.com/archives/52090824.html
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ebook/1167956.html

実測175gと軽いのが最大のメリット。よそさまのレビューのとおり、なぜか不思議なことにBooxNoteよりもサクサク動きます。寝転がりながら本を読むのが快適。

6inchの画面はスマホに比べれば広いのですが、タブレットに比べると狭いです。本を読むこと自体は良いのですが、そこにたどり着くまでにいろいろちまちま設定していると目が疲れます。将棋の本は詰将棋次の一手本を自炊後に編集して1ページ1問に加工したものしか入れてません。文字モノの本はフォントの大きさを調整すれば問題ないだろうと思ったらそんなことはなく、1画面あたりの文字数が少ないと意外なくらいに読みづらかったり、ページの切り替わりの文章が頭に入りづらかったり、小さい画面を凝視するので目が疲れたりするのです。(Kindleなど6inch端末に慣れてる人ならそんなことはないのでしょうが。長いことKindle使ってないので…)
O'ReillyなどのDRMフリーEPUB書籍は電子書籍ストアのビューアアプリに取り込んで読むのがおすすめ。美しい商用フォントで表示できるので。(標準ビューアも悪くはないのですが、BooxNoteと違って標準ビューアなら書き込めるというようなメリットもないので。)その他のファイル形式について、自炊PDFは標準ビューア、青空文庫は読書尚友。MoonReaderを使わなくなりました。
漫画は文庫版を読むのと同じと割り切れば解像度が高いので十分読めるのですが、いかんせんデータ容量が少ないので向きません。

BooxPokeProの弱点はメモリが16GBしかなくSDカードが使えないこと。固定レイアウト型の本や自炊データは厳選して、リフロー型の本(小説など文字モノ)を読むのをメインにするのが適切かと思います。そして、将棋アプリについては連盟のLive棋譜中継とKifu for Android proが非常に余白が大きく、つまり表示エリアが小さいので棋譜を見るには不向き。将棋ウォーズやぴよ将棋は一応動きます。ただ、ぴよ将棋はときどき真っ白な画面になり、将棋ウォーズは端末がとても熱くなり、将皇は問題選択が見づらいので、将棋用途には不向き。

それ以外については物理戻るボタンが良いとかBackButton(EzTools)が必須アプリだとか、Booxシリーズ共通です。
WiFi接続してると電池がぐんぐん減ります。まるでUpdate前のBooxNoteのようです。不具合なのか、PokeProが電池容量少ない分仕方ないことなのか・・。

KindlePaperwhiteやKoboClaraHDなどの6インチE-Ink端末を使って気に入っていて、書籍データだけで10GBも入れられれば十分、それよりKindle/Koboもそれ以外の本も一緒に読みたい、というかメインの電子書籍ストアがそれ以外、という人に向く、人を選ぶガジェットであることは間違いないでしょう。
自分の場合、6inchが小さく感じるので、BooxPokeProが自分に向いているのかはあまり自信がありません。それでも寝転がりながら本を読むという場面に限れば最高なのは間違いないです。詰将棋次の一手も1ページ1問に編集すれば6インチはジャストサイズ。

ケースが付属してきましたが、自分の場合は背面に持ち手(バンカーリング的なもの)をつけてしまうのでケースに収めることができません。E-Inkは脆いので裸で持ち歩くのは危険。下敷きか硬いメモ帳と束ねて画面を保護しようと思います。測量野帳だとちょっと幅が足りないかなぁ。持ち歩かずに寝タブとして使うのもアリか。

※※※※※

漫画や自炊本は、容量の関係上SDカードが使える端末でないと厳しいです。漫画についてはE-Ink端末よりも液晶端末の方が良いと思っています。
液晶端末はQuaTab01の電池劣化が進んだのでMediapad T2 7.0 pro に買い替えました。Mediapad T2 7.0 proを買った理由についてはなぜ自炊読書用端末に「Mediapad T2 Pro」を選ぶのか に同意。横幅のある7inchが自炊読書には使いやすいのに、まともなスペックの端末が今後出る気配がないのです・・・。

Boox Nova Pro が発売!

ついに、Boox Nova Proが発売になりました。
www.amazon.com
日本にも米アマゾン特急便で3/19〜25お届けとのこと。

一方、Likebook MusesはSDカードが実は使えず、Google Play Storeが今のところ使えないとのこと。(3/20追記 アップデートでGoogle Play Storeが使えるようになったそうです
(SDカードが使えないということはBoox Nova Proとほぼ同じスペックということです。自分としてはSDカードが使えなくてもまあいいか…という感じですが、GooglePlayStoreが使えないのは早く治ってほしいものです。)

AliExpressで注文したもののステータスに動きはなくて、いつになったら出荷されるのか謎ですし、Amazon.comMusesは販売停止状態になってますし。
(←3/2追記 ★5レビューとともに販売再開されました…)

うーん、待てばよかったかなぁ…。
まあ、もし期限内にちゃんと発送されるならMusesでいいし、Aliで期限内に発送されずに自動キャンセルになるようならBoox Nova Proを注文しなおそうかと思います。
(←3/2追記 Aliの販売者から出荷が間に合わないとの連絡がありました。キャンセルします。Musesは286g、Boox Nova Proも275gという情報があり、思ったより重いので悩んでいます。)

SKTのBoox Poke Proもいいなあと思っているのですが、今朝(早朝)販売再開したと通知が来ていたものの朝起きて見たときにはすでに在庫なしになってました。

マイナーな商品だけに、スムーズに入手するのはなかなか大変です。

Likebook Muses を注文

Onyx Boox Noteを愛用してます。とにかく電子書籍が見やすいしファームウェアがこまめにアップデートされるのもいいし、10インチ端末としては軽い、ただ持ち歩くには大きいので小型版のOnyx Boox Nova proが早く出ないかなあ…
と思っていたわけですが、1月予定から3月、4月と、どんどん発売予定が延期。

そんななか、Onyx社のライバルBoyue社から対抗馬Likebook Musesが発売されました。
www.amazon.com

  • 本体は白
  • ペン/デジタイザはWACOM製感圧4096レベル
  • 端子はマイクロUSB USB-C
  • フロントライトつき
  • バッテリーは3100mAh
  • メモリは2GB+32GB、SDカード128GBまで利用可能 SDカードスロットなし

というわけでポチってみました。あとは無事届くことを祈るのみです。

両社、すでにペンなし版は7.8インチモデルを発売しています。

BooxはSDカード非対応、LikebookはSDカード対応というのが最大の違い。SDカードを使うと電池消費が増えそうですが本をたくさん入れておけるのは大きな魅力です。
LikebookのペンなしモデルMarsは内蔵メモリが16GBですがMusesは32GBなのでBoox novaと同じ。そのためかMarsとMusesはけっこうお値段が違います。

ペンに関してはLikebookの10inchペン対応モデルmimasのレビュー動画を見た感じでは性能も使い勝手も良さそうなので、同等ならば大丈夫そうなのですがどうでしょう。Booxなら実際に使っていて必要十分な出来なのはわかっているけどLikebookはどうなのか、実際に使ってみるまでドキドキです。

届いたらレビューします。

・・・
あまり関係ないですが最近、書見台を買いました。

actto BST-02 ブックスタンド

actto BST-02 ブックスタンド

たしか加藤桃子女流だったか、この書見台の黒バージョンに戦型別名局集を載せたのをtweetされてたのに影響されたので。
タブレットも載せられるので、タブレットスタンドよりも書見台を早く買うべきだったなぁ〜。

ふりかえりの方法

加藤 幸男さん(とても有名なアマ強豪の方)の教室blogより:
kamugafu.com

この局面でこの手が悪く代わりにあの手を指すべきだった、とだけ振り返るのは避けましょう。(しかし、こう振り返る人がとても多いです。)

棋譜を記録して振り返るのが良い勉強法だと言われますが、棋力UPに結びつくように振り返るのは難しいです。
「あー、あそこはこの手を指すべきだったのか〜」で終わってしまいがちです。特にソフト先生に頼ると「正着は○○で、こんな技があって良くなりますよ」とか簡単に教えてくれますし。
・・・本当はどう振り返ったら良いのかはリンク先をご確認ください。

ほかの記事(ファクトベースで考える – かむがふ)では

勉強する材料は世の中にたくさんありますが、それらは個別最適になっておらず自身の棋譜には絶対に勝てません

ともおっしゃってます。

実戦、それも棋譜を残しながら対局をして、正しく振り返ることが重要。
棋譜を覚えていられないうちは、(練習会限定ですが、相手の了解を得てから)局面ところどころで写真に撮るとか、大変そうなのですが動画で盤面を撮るとか、棋譜が残るネット対局を集中して指すとかするのが良いのかも。

ということで久しぶりに24で指したら連敗を11で止めることができました。
本当はコンスタントに24で指すことができると良いですよね〜。

近況

少ないキャパを仕事で使って疲れてしまうので 将棋は全然捗りません。冬季鬱の手前みたいなものでキャパ自体が減ってるので、仕事を引き受ける量も減らしてますし。
完全に観る将と化してます。

1月は広瀬竜王の就位式に行ってきました。祝福ムード一杯でしあわせな空間でした。
谷川九段にお会いできて最高でした。谷川九段大人気で嬉しかったです(*´꒳`*)みんな現在進行形で強くて露出の多い棋士が好きなわけで。
都成五段はイケメンすぎたし渡部女王や谷口女流も素敵だったし、行って良かったです。

だだ個人的にはハイになりすぎてそのあと反動で落ち込んで大変でした。

第35回関西アマチュア女流将棋名人戦 - 関西将棋会館 とか、関西遠征は諦めました。反動で日常生活に支障が出るのが目に見えているので。

A級ラス前解説会には行きました。対局者が降りてきてくれるのが最高なんですよね。糸谷先生が来てくださって、天彦名人との同期トークとか良かったです。
(翌日の仕事に支障出るだろ…と思ったのですが、意外にも終局が早かったので大丈夫でした)

そうそう、妙手に俗手、駒余りもあり! 実戦詰め筋事典 (マイナビ将棋文庫) はやっと130問。
いやー進まない進まない。
手数が長くて読み切るのが大変です。割り切って最初の3手くらい答えを見てから考えてるのですが大変。
諦めて答えを全部見ても、途中で別の応手の場合の詰みを考えるだけで時間がかかってしまいます。
1日5問くらいは進むだろうと思ってたのですが甘かった。。これくらいの手数は頭の中で並べられるようにならないと、と思うのですが今の自分にはなかなか厳しい。
まあ数は少なくても毎日これを解いていると教室で出される7手詰とか短く感じられるという効果がありますが。
ハンドブック並みに答えを覚えちゃうまで繰り返したいと思いますが、まず1周だけでもどれだけかかるやら。

詰将棋をやるにはやはり小さいE-Ink端末がないと捗らないのでKobo aura H2O(初代)を使っていましたが壊れてしまいました。悲しい。しかたなく昔のKindleをひっぱり出してきて使っていますがファイル変換が面倒すぎて新しいファイルを入れる気がせず、あまり使わないことに。
早くBoox Nova pro が出ないかなーと待っているのですが、3月発売予定とか。フロントライトが付いたけど発売予定が延びてショックです。

こんな感じで初段どころか、初段への道のり自体が遠いです…。

将棋・初段になるために

将棋は読書とか技術の勉強と違って、知識は「完全に覚えて使いこなせるように」する必要があり、「あれはあの本のどの辺りに書いてあった」とか程度のうろ覚えの記憶は全く役に立たない。勉強というよりスポーツ。
なので、とにかく同じ教材・同じ題材を繰り返して習熟することが重要。
例えば「▲2五歩には△3三角と上がる」くらい、当たり前に使える手筋を増やさないと。
詰将棋についてはハンドブックなどをすごい回数繰り返した結果ある程度できるようになったわけで、同じくらいの回数を手筋や定跡について繰り返して身につけないと。

戦法について:
棋力に応じて指せる戦法というのは限られる。アマチュアなので指して楽しい戦法を指せば良いとはいえ、強くなりたいなら・勝ちたいなら戦法は選ばないと。
戦法を選ぶ方針はプロ間の結論には関係なく「使いこなせる手筋や局面を把握できる範囲が限られる間は、その範囲内で戦う戦法を採用すべき」ということ。人により偏りがありそうだが、使いこなせる手筋が少なく手が見えないなら狙い筋が明確な戦法、盤面全体が見えないなら局地戦になる戦法を。一般的には、初級者には戦いが局地戦になり、戦いに参加する駒が少ない戦法しか指しこなせないのでは。
なので戦いが盤面の半分に限定される対抗形、相居飛車なら棒銀/右四間、相振りならとにかく端攻めとか。

定跡については、攻撃の狙い筋・相手が定跡を外れたときの咎め方が、形勢互角が続く本手順よりも重要で、とにかくそこを重点的に覚えるべき。よくある攻撃に対する正しい受け方も重要。

居飛車を指す場合、対振り飛車については定跡をちゃんと覚えないと。振り飛車側は駒組みに慣れているので知らないと序盤で大差をつけられてしまう。(うんうん考えながら指せば序盤形勢はなんとかなるとしても時間で大差をつけられてしまう。)

居飛車について、角換わりについてはお互い角を持ち合うので意外と序盤の手が狭い分、やるなら定跡をちゃんと覚えないと。
矢倉・相掛かり系は攻撃態勢の組み方と攻め筋を覚えて、徐々に引き出しを増やしていく。プロレベルでも簡単に力戦に持ち込めるわけで手が広すぎるので、定跡をちゃんと覚えるよりも手筋や局面の把握といった地力を上げないと。(自分と戦うレベルだと定跡どおりの進行にならないし。)

今年は上記の方針に沿って、
棒銀(角換わり/相掛かり/矢倉/対四間)と右四間を、狙い筋を中心に覚えて実戦でも指す
次の一手をたくさん解いて手が見えるようにする

・・・と考えてますが、なかなか将棋に集中できません。
とりあえず手筋を覚えたいので次の一手 一問一答で身につく 現代将棋の基本手筋432 (マイナビ将棋文庫) をやって、相居飛車については 井上慶太の居飛車は棒銀で戦え (NHK将棋シリーズ) をちょっとづつ読んでますが定跡書はなかなか進みません。
やっぱり好きなことを優先してしまうので詰将棋ばかりやってしまいます。
妙手に俗手、駒余りもあり! 実戦詰め筋事典 (マイナビ将棋文庫)、やっと102問(銀冠・美濃)まで来ました。。いやー進まない進まない。答えを見て別の応手のときの詰まし方を考えるだけでも大変。手数が長くて難しい〜。

二枚落ち銀多伝・下手▲5四銀

あるとき二枚落ちの中盤に出てきた形について「これって序盤でも実現出来るのでは?」と思って工夫した手順です。先生のアドバイスも入ってます。


2枚落ち銀多伝。端の形や2筋の壁を解消するか等は上手によりますが、似た形になると思います。

ここから▲5五歩と仕掛けて△同歩に▲4四歩と更に突き捨てます。たいていの上手は△同銀と取ると思います。(△同歩なら4筋も交換できて下手好調)
▲5五銀とぶつけると△同銀となるので▲同飛車で銀交換して△5四歩▲5九飛と下段に引いておきます。

このあと上手は△4二金と中央を厚く、壁形だった左の金銀を活用しようとしてくることが多いです。

そこから仕掛けます。

▲5五歩△同歩に▲5四銀!

王手なので取るか逃げるかしないといけないのですが、上手が△同玉と取れば▲5五飛!△6三玉と逃げるしかなく▲5一飛成と金取りの先手で飛車を成り込むことができます。

銀損ですが、△4一銀と受けに銀を使うしかないですし、展開によってはもう1枚の銀も合駒請求で使わせることができるので攻めに専念できます。

なので▲5四銀には取らずに玉を逃げますが、そこで飛車を走らずに▲4五桂。


・・・勝ちやすいけれど勉強にはならない気がするので、もう指すことはないと思います。