将棋教室の体験

sakusaku160307.hateblo.jp
体験教室には勧誘がつきもの
…らしいのですが、新宿将棋センターのレディースセミナーは体験教室のあと何事もなく終わります。「え?何もなし?続けたいけど、どうしたらいいの…?」と思うレベル。
きっと他の場所でも、将棋指しがやっている教室で、勧誘を熱心にやるところがあるとは思えません。

端攻めは必修

矢倉・角換わりの教科書 、序盤編・中盤編をだいたい読みました。(まだ△5三銀右急戦の正しい受け方と、終盤編の角換わり部分以外が残ってますが)
矢倉はスズメ刺しで端を狙うのが基本なのですね。
しかし自分は端攻めが苦手で相振りをやってたときも端攻めで成功したことがあまりありません。
今はときどき角換わり棒銀をやるわけですが、よくある端での銀香交換をしたことがありません。たいていの人が銀を引いて棒銀を受けるので、壁銀にさせておいてから受けに回って駒を入手し隙を突いて横から攻めるというのが勝ちパターン。縦の将棋が苦手なのもありますが、駒損して端を破っても逃げられるとリターンが少ないような気が、とか初心者の頃に香車で飛車を殺されたトラウマが、とか。思い切って端に殺到する勇気が起きないのです。中飛車/居飛穴メイン対抗形党は最も端攻め不要な戦法選択でもありますし。
でも居飛車を指すなら端攻めは必修のよう。

全戦型対応! 将棋・端の攻め方、受け方 (マイナビ将棋BOOKS)

全戦型対応! 将棋・端の攻め方、受け方 (マイナビ将棋BOOKS)

今月末に端攻めの本が出るので買っちゃいそう。(将棋・ひと目の端攻め (マイコミ将棋文庫SP) は読んでますが。)

矢倉・角換わりの教科書 の残りはとりあえずスキップして、読んだ部分を繰り返して並べようかと思います。
(この本は序盤・中盤・終盤でバラバラに分かれているのが読みづらいので、終盤編の代わりに 光速の寄せ〈3〉矢倉くずし初級編 (Super series special (Volume 3))、△5三銀右急戦のところは代わりに 藤森流急戦矢倉 (マイナビ将棋BOOKS) を読む計画です。)
急戦でない矢倉を指そうと思ったら全ての急戦に対応した上で数多い戦法バリエーションを学ばないといけなくて大変すぎるので、矢倉を指すなら急戦矢倉しかないと思います。
でも急戦をやるとすぐ力戦になって「ああ、飛車を振ってゆっくり囲って見慣れた感じで戦いたい。振り飛車が指したいなあ」と思ったりするんですよね〜。やはり2手目△8四歩よりは△3四歩で、石田流対策を頑張った方が横の将棋党には向いてる気が。でもせっかくなのでもうしばらく居飛車頑張ってみます。

課題は読みの力

最近、終盤力不足を痛感してます。

閃きに任せて直線的な手順に踏み込みがちなので終盤力があるかのように誤解されまくりなのですが、実は全っ然読めてないんです、終盤。
先の局面をイメージしようとしても頭の中の将棋盤がぼんやりしてしまって、時間をかけてもその先どうなってるかよくわからない。でも「迷わず行けよ、行けばわかるさ」とばかりに踏み込んじゃうのです。

・頭の中の将棋盤で並べられる手数が短い
・イメージがぼんやりして、時間をかけても読めない
・受け・凌ぎの手がわからない
という問題を抱えてます。どうしたらもっと長い手数、くっきりはっきり読めるようになるでしょう?

棋書を読む時もイメージで駒を動かすのがごく短手数しか出来ないので、基本的にkifu for windowsとか盤駒使って並べながらでないと読めません。
美濃崩し200 (最強将棋レクチャーブックス) を読んでますが、長い手順は kifu for windowsを使って並べてます。
さすがに詰将棋は並べないで解きます。終わりがあることが明確なので、詰む手順は詰まない手順よりは長めに読めるのです。自分にとって長めの詰将棋(といっても9〜13手くらい)を解く時は手順を「ひと目初手は▲2二銀で、△2三玉なら▲3三金△同金▲同飛成から詰むから△同玉のはずで〜」とか声に出してます。声に出すと解きやすいのです。実戦で声を出すわけにはいかないですが、その辺りにヒントがあるかもしれません。

中飛車勉強中VS居飛車勉強中

練習会で居飛車党で中飛車勉強中のFさんと中飛車党で居飛車勉強中の自分の対局。
ゴキゲン中飛車超速銀対抗相穴熊のよくある感じの局面です。自分が先手(居飛車側)。
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棋譜・局面は間違ってるかも…最近は終局後に正しく並べ直せないです。以前はリアル将棋を滅多に指さないからインパクト強くて覚えられただけのような。
実戦はここから
▲8六角△4二角▲2四歩△8六角▲同歩△4九角▲7八金△7五歩▲同歩△2四歩▲同飛△3三桂▲3七桂△7六歩
と進みました。
局後、▲8六角の前に2筋を突き捨てておくんだったなーと思ったのですが、激指先生によると突き捨ては入れないほうが良いそう。(突き捨てを入れた場合、振り飛車側は△同角。▲8六角には△3二飛で受かります。)ただ角交換は自分からすべし!とのこと。それはそうですよねー。
そして△4九角には▲6八金引。馬を作らせても当たりにならないので手番を得られるのが大きい。穴熊の金が質駒になってる展開は痛いし。
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実戦でこの局面、△4九角と△7五飛のラインで拠点が出来てしまって厳しい(´・ω・`)と思っていたのですが、激指先生曰く互角で先手十分。▲2一飛車成から駒得してガンガン攻めていけば、後手の方が堅くて自玉はあやういとはいえ先手にも手段が多くて恐れることはなかったよう。駒得重要。
△4九角から△7六歩で拠点を作って△7五飛を見せる技はさすが。中飛車側を持ったら指してみたいです。

そのあといろいろあってこの局面。
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先に▲7五香を打ったのが悪くて、▲7四歩としておいて△同飛なら香を打てば良かった。先に香を打つと△7七歩成が詰めろなので手抜けないため歩で受けられてしまいます。(受けるスペースを消す歩の手筋。本に出てきそう。)
これでもうダメだと思って悪あがきのつもりで▲7三歩から7三の地点を攻めてガチャガチャやっていたのですが、激指先生に聞くとそれも途中までは意外と悪くなかったようで。うーん、本当の課題は終盤。
そして形勢判断が間違いすぎ。見ていた他の有段者に「途中良くなってたよね?」と言われたし激指先生も同意見なのですが、自分では一瞬も良かった局面なかった、と思ってたのです。例えば図の局面、激指先生によると▲7三歩か▲7四歩で500点近く有利なんだそうです。これ有利だと思えます? 玉形の差が大きすぎだと思うんですが。うーんうーん。

段級位認定問題

ペーパー段位が取得できる次の一手問題。
将棋世界の認定問題、初めて往復はがきを出してみました。12月号は12/1締め切りなのでギリギリ。
一応自信のある答えは思いついたのですが、初段コースは3択ではないので完全に外してる可能性も。。週刊将棋は初段も3択だったので、そちらの方が難易度低かったかな。
しかし3択なら出来るかというとそんなことはなく、12月号については級位者向け3択問題の方が自信ありません。そしてNHK将棋講座テキストの方も応募しようと思いましたが、そちらの三択も全くわからない。。NHKはたしか締め切りが10日だったので、もう少し考えてみます。

2手目△8四歩デビュー

初めて2手目△8四歩を指してみました。(厳密には初めてではないですが、初心者の頃以来なのでほんとに久しぶり。)
リアル練習会で相手が居飛車党だとわかっている状況で、△8五歩に対して先手が▲7七角と上がらず相掛かり模様に。相掛かりは全然わからないし、横歩は無理と思って引き飛車にして、局面が進んでから手損で角を交換して無理矢理角換わりっぽく。
相手が中盤うまく盛り上がって中央を制圧したので、厚みを築くってこういうことなんだ〜!居飛車の感覚って全然違うなぁ、と思いました。「厚み」は対振りでの「押さえ込み」と通じるものがあります。自分が全然できないところだなあ。

角換わり腰掛け銀 木村定跡・富岡流

矢倉・角換わりの教科書

矢倉・角換わりの教科書

角換わり中盤編を読み終わりました。先手の攻めが炸裂すること大介本以上…。

腰掛け銀は先後同型(木村定跡・富岡流)と先手4筋位取り型が解説されてます。定跡イコール形勢互角(少なくとも結論が出るまではそう思われてたわけで)とは思えない先手の攻めのつながりっぷり。歩以外はそんなに損しないで攻めがつながりますし。これだけ攻め倒されても後手もやれるかもと思われてたのだから居飛車党ってすごい。級位者だと攻めてる方が有利で、これだけ攻められたら受け損ねたり逃げ損ねたりして負けてしまいそう。角換わり腰掛け銀の後手番を持とういう人の気持ちがわからない。。

富岡流1号局の後手番は金井先生だそうなので、いつかは角換わりを教わってその時のお話を伺ってみたいです。

とにかく級位者どうしで定跡どおりになることはなくて力戦になりそう(後手も級位者だったら定跡どおり進めて受け切るより、定跡を外して反撃しようとしますよね)。そして他の戦型にもまして終盤力が重要。。
定跡を覚えるのに力を入れるより、手筋を学んだり棋譜を並べたり実戦経験積んだりして力戦に強くなるのと、とにかく終盤力UP。
中盤編で時間をかけても仕方なさそうなので、とっとと終盤編にゴー!