棋士・藤井聡太の将棋トレーニングが素晴らしい

棋士・藤井聡太の将棋トレーニング -Switch

棋士・藤井聡太の将棋トレーニング -Switch

  • 発売日: 2020/03/05
  • メディア: Video Game

将棋やったことない人や初心者には本当にオススメ。

ストーリーモードを進めていくと、駒の動かし方を覚えて基本的な手筋を学ぶことができます。
似たような問題を繰り返し解くことで、知識が身についてちゃんと使えるように配慮されてるのがいいです。
amazonのレビュー見てのとおり、このソフトで一通り将棋が指せるようになるし、符号もある程度わかるようになるので将棋解説も聞けるようになります。

藤井聡太二冠のニュースで将棋に興味を持った人に向け、ちょうど良い入門になってます。

自分の場合は現在おそらくウォーズ3級くらいの棋力なので入門教材はらくらくなのですが、たまに間違える問題があります。将棋久しぶりの復習になってます。
それ以上の棋力の方、あるいはずっと将棋続けてる人にとってはかったるいでしょう。

ストーリーモード以外のコンテンツは主に詰将棋(と次の一手少し)と対局。

レーティング対局がメインなのでしょうが、おにつよモードにして上の級の相手と対局してもなかなかレートが上がらず、けっこう番数こなすことを求められます。
弱い相手とでもたくさん対局することで将棋に慣れることを目的にしているものと思われます。
将棋リハビリにちょうど良さそうなので頑張ろう、と自分の場合は思えますが。

対局のあとは棋譜解析聡太先生が添削してくれます。「素晴らしい手ですね」とか褒めてくれます。
激指その他棋譜解析してくれる将棋ソフトはずっと使っているわけですが、なんだかいいんですよ。聡太先生ボイスのおかげなんでしょうか。(将棋ウォーズでも無料じじぃボイスでなく女流棋士ボイスで褒められたらやる気出るんでしょうか。プレミアム課金してる人に聞いてみたい。)
ソフトによって自動的・機械的にではあっても、褒められるって心強いことなんだなあ、と思います。リングフィットも褒められまくるおかげで続けられますし。

詰みを逃すと問題を作ってくれます。
1回やったら覚えちゃうので問題ができるペースと解くペースがバランス取れなくて「やー、その問題もう見飽きてるから!」となりますが。
これだけやったら初心者でも詰み筋がしっかり覚えられちゃうはず。

ソフトの弱さも比較的自然な弱さで、激指低レートのような延々と同じ手を指して手損を重ねる挙動とかないです。終盤だけ鬼のような強さ、というのも今のところなくて、ギリギリの寄せ合いで長手数の詰みが生じて逆転してても詰まさないでくれるかんじです。

将棋を遊べるソフトはたくさんありますが、将棋を学ぶこと・トレーニングにフォーカスしたソフトというのは今までなかったんだなと、やってみて実感しました。
レーニングに必要な課題、励まし、褒め、反復練習などの要素が詰まっていて素晴らしいと思います。