叡王戦第2局

金井先生得意の矢倉、ずっと先手の攻めがわかりやすく後手の手は難しい状況が続きました。熟考の末優位に立ったものの持ち時間に差がつき過ぎてしまい…。
高見先生の、端からじっくり手を作るのを間に合わせたり確実な攻めを見せて追い詰める勝負術が冴え渡りました。参考になる指し回しで感心しました。

叡王戦本戦から、二人はずっと後手番で勝ってきたのですが、はじめて先手番が勝ったことになります。

前夜祭で頂いた渡辺棋王の名刺には「将棋がんばる!」と書かれてました。飛び抜けた才能の持ち主だけに、名人になれないなんて言わずに頑張ってほしいです。(B級1組では応援したい先生方が多すぎる…)

福岡に初めて行きました。宗像大社は対局会場にもなった辺津宮だけ行きました。高宮祭場の神々しさ、発見された遺物が質・量ともに素晴らしくて行って良かったです!!
対局の翌日は太宰府へ行きました。光明禅寺の庭は美しかったし九州国立博物館も面白かった。しかし一番良かったのは福岡市に戻ってきてから行った福岡市博物館名槍日本号が美しくて感動しました。龍の浮き彫りのある刀身、長い柄や鞘に施された螺鈿細工。「槍を手掛ける刀匠で腕に覚えのある者は生涯で一度以上、日本号写しに挑戦する、と言われることもある程である。」とwikipediaには書かれてますが納得の美しさで、今でも思い出します。満員ぎゅーぎゅーのバスに揺られて大変だったけれど、ほんと行って良かった・・・。

第3局も楽しみです。
立会人が谷川先生なので、前夜祭でお会いするのがすごくすごく楽しみなのです。ただ谷川先生は元会長としての立場もあるのでスポンサー筋への挨拶などでお忙しくて一般人が話せる機会はないかもしれません。(第1局、佐藤康光会長とはお話しする機会に恵まれず…。)
宮城県に行くのも初めて。伊達家ゆかりの史跡をめぐりたいと思います。