写真用オンラインストレージ比較−結局Picasa vs Flickrなんだけど
写真用オンラインストレージ(クラウドサービス)を選ぶにあたって考えたのが以下の条件。
- 今すぐ30GB、将来的には50GBは欲しい
- 基本的に写真データのバックアップ用。非公開。(今まで家の中のHDDにバックアップを取っていたけれど、災害時などの消失がこわい。バックアップの手間も面倒だし。)
- なるべく安いこと
- PCから手間なくフォルダごと一気にアップロードしたい
- iPad、androidからオフラインでも全写真のサムネイルを表示したい
約22GBある手持ちの写真をすぐバックアップしたいので、はてなfotolife・フォト蔵は脱落。(手持ちの写真があまりなくて、これから始める人には容量無制限・月間UP量制限方式のところは良いと思います。)
価格の点でDropBox,SugarSyncなどの写真に限定しない汎用ストレージサービスが脱落。データを画像・動画に限定したPicasa・Flickrの安さはずば抜けてます。
Picasaの良い点:
- PC用クライアントソフトの出来が素晴らしい。(人物認識が面白いし、それ以外の基本機能もイイ!何より速い!)
- PC上のフォルダ=アルバムとなり、管理が今までと変わらない。
- アップロードが楽ちん。同期設定しておけば自動的にアップロードされる。
Picasaの悪い点:
- 分類が写っている人物とアルバム(フォルダ)だけ。自動的に撮影日で分類をしてくれる機能がない。日ごとにフォルダをつくるとアルバムが多すぎて探しづらいし、月ごとにフォルダを作ると撮影日が判りづらい。
- 匿名blogでの公開用に使うには、気をつけないといけない点がある。
Flickrの良い点:
- カレンダー画面が良い。写真をファイル名に関わらず撮影日で分類してくれるのは便利。
Flickrの悪い点:
- PC用クライアントソフトの出来がいまいち。Picasaからpicasa2flickrでアップロードすると一度に1フォルダしか選択できない。FlickrUploaderでは複数フォルダを一気にアップロードできるものの、一部のJPGがアップできない障害が発生(ファイルが壊れているわけでもなく、大きすぎるわけでもなく原因不明)。バックアップ用途には致命的。
JPGがアップできないときのエラー画面はこんな感じです。
個人的にはPicasaの勝ち。PC用クライアントの出来が勝敗を分けました。
早速Picasa(Google)の容量80GBを購入(1541円でした)、20時間くらいかかって22GBをアップロード完了しました。
しかしPC上の今までテキトーに管理していたフォルダ構成を丸ごとアップロードしたらアルバムが多すぎて使いづらい。一旦全削除してからアップロードし直そうかとも考え中だったりします。
公開用にはPicasaよりもFlickr・フォト蔵が良さそう。ただFlickr無料版は容量制限が300MBとキツいのと、90日間非アクティブだと削除されるというのが怖い点。まずはフォト蔵を使ってみます。