起業を考えるなら必見!「中小企業の財務指標」

起業を考えるなら必見の「中小企業の財務指標」へのリンクもありました。
http://www.chusho.meti.go.jp/koukai/chousa/zaimu_sihyou/070928_h17.1-12.html
こっちは「法人企業統計」
http://www.mof.go.jp/kankou/hyou/g677/677.htm

なぜ起業を考えるなら必見なのかというと、業種毎に経営環境はある程度決まっているので、利益を出しやすい業種・利益が出にくい業種というものは必ず存在するから。
利益を出しにくい業種でも成功する人は必ずいるし、上手くやれば成功できるけれど、相当上手くやる自信がないなら利益を出しにくい業種を選択して起業というのは自殺行為なわけで。(でも起業セミナーでもこういうことは教えてくれなかったりする…)

業種ごとに売上高営業利益率で見ると不動産業(特に賃貸・管理業)が断トツでトップ。資産家がのんびり不動産管理業をやるのが最強でしょう。製造業・情報通信業がそれに続いて約2%。他はそれ以下。一番低いのは小売0.2%、飲食・宿泊業0.3%。「雑貨屋を開きたい」とか「カフェを開きたい」というスイーツ(笑)な起業が一番環境的に厳しいのがわかります。中分類で見るとマイナスな業種もあったりして。でも小売や飲食・宿泊でもごく狭い業種で見れば利益率が高いジャンルがあるはずで、そこを狙う手はあるんでしょうが。
ネットショップも小売に含まれるけど、この統計は売っているもの別の統計なので、どの程度かは不明。ネットショップに関する統計がどこかにあったら教えてください。

情報処理業を見ると、規模が大きいほど営業利益率が高い。元請けを頂点としたピラミッド構造をここにも見る気がします。

小資本で開業を考えた場合(製造業や海運・倉庫業は難しいから)、不動産管理・賃貸仲介業(電話一本あれば始められるけど、いろいろ難しい業界なので相当覚悟が要るかも)、サービス業の一部(サービス業は分野によって全然違うはず…ネットで公開されている概要では小分類まで見られないので、本体を図書館で見るべし)が良く、情報処理業も他と比べれば悪くはないということでしょうか。