業務経歴、いままで&これから

WEB+DB PRESS vol.30 で転職関係の記事があり、それを読んで今のうちに業務経歴書を書いておこうと思ってから、いろいろ考えてました。
自分の経歴を振り返ると、まず欠けてるところが目についてしまって。今後は欠けているところを補う方向で行くのかどうかとか。
ぶっちゃけ、基幹業務系と言われる仕事をあまりやったことがなく、「SEは業務知識で勝負」とか言われると辛い。一番経験の多い業務は課金・電子決済だし、変わったものが多い。基幹系は大手ベンダーに任せてる会社が、ちょっと変わった小さい仕事を大手に頼んだら断られたのがコンペなしでお鉢が回ってくる、というようなパターンで。なので今後は会計とか生産管理とか金融とか、なにか「業務知識あります」って普通に言えるジャンルの大規模プロジェクトに参加する方向を目指した方がいいのか?と。
業務知識の欠落については、私と同じ部署の出身者が基幹系大規模プロジェクトに参加した後に「業務知識では誰も顧客には敵わないのだから大した問題ではない」と言ってました。基本設計から参加するなら確かにそうかも。でも最上流の業務コンサルを目指すなら顧客に業務改善をアドバイスできるだけの業務知識が必要だから別だろう、と思うのだけど業務コンサルになりたいのか?>自分

いろいろ考えてみると、小規模プロジェクトで、「そんな業務の経験者なんかいない」というような一風変わった業務でもなんとか話を合わせてお客様の暗黙知を聞き出しながらモデリングしてシステム化して喜んでもらう、という今までのスタンスが自分のやりたいことと結局一番合致しているような。
大規模プロジェクトの官僚的な空気も合わないし。俺は利益だけで数億出した、数十億出した、と胸を張れるのは羨ましい気もするけど。
人間の商品価値としては、業務コンサルや大規模プロジェクトの管理者の方が断然高いだろうけど、一般的に商品価値が高い(=給料が高い、ヒキが多い)と言われる方向へ進めば幸せなのかは人によるのでは、というところに思い至りました。
建築業界で言えば「ちょっと気の利くリフォーム屋さん」→「リフォームの匠」とか「カリスマ(笑)内装コーディネータ」みたいな感じかな、目指すところは。ダムや橋を作る人たちも格好いいなーと思いつつも、身近なところで質の高い仕事をする、と。

ま、再就職時には子育てとの両立が一番優先順位が高いので「残業しないでいい」「子供が病気の時には休める(仕事を自宅に持ち帰り可なら理想…)」という条件さえクリアできれば、仕事の方向性とか、正社員かどうかとかなんてどうでもよくなっちゃうと思うけど。