いろいろすみません

sctracker24、修正してもまだ棋譜ダウンロード出来ないことがあるようです。原因を掴めていないので対応まではお時間いただくことになるかと思います。すみません。24で対局を重ねて現象が再現するのを待たなくては。

言い訳ではないのですが、このところ腱鞘炎で特に左手が痛くてAとかSのような左小指で打つ文字が打てなかったりとかします。
PCのキーボードは速度を犠牲にすればなんとかなるものの、スマホや読書端末を持つのが大変なのが困ります。本(電子書籍)が読めない…。仕事にも影響が(プログラムは最近仕事では書いてないとはいえ…)。

とはいえ紙の本は読めるので。
谷川先生の新しい本、サイン本が届きました。

谷川浩司の将棋 振り飛車篇

谷川浩司の将棋 振り飛車篇

今日届いたばかりでまだ地の文をざざっと数局読んだだけなのですが、当然ながら見覚えのある将棋も載ってます。敗局もけっこうあります。どうしてこれらの将棋を選んだかはきっと棋譜を並べないと理解できないんだろうなぁ。
鈴木大介九段との相振り(有名な、負けた方がA級陥落の順位戦)が載っていて、まだ三段の頃の都成先生も見に来ていたエピソードとか書かれていました。

これを読んでから出かけて両国での谷川先生・都成先生師弟イベントに行ってきました。東京で谷川先生・都成先生のお話を聞けて、とても良かったです。谷川先生は谷川全集や各種インタビューなど資料が豊富で、今月のNHK将棋フォーカスのように各種エピソード聞いたことあるものばかりになりがちなのですが、いろいろ貴重な話が聞けて、思いが伝わってきて実に良かった…。

都成先生は師匠の将棋から1局だけ、と言われてどれを選ぶのだろう?と思ったら、これでした。

谷川先生の1000勝目・対羽生王位のゴキゲン中飛車超急戦。
この将棋、居飛車側の方がボロボロ駒を取れそうなのに対して「8九の桂を取ってる将棋ではない」と言ってしまうと振り飛車側は香車しか手に入らないので中飛車側を持って指すとすごく息苦しいのですが、その香車を最大限活かした構想が素晴らしい。6筋の歩を延ばすのが間に合うって凄い判断じゃないですか。一手一手の消費時間もすごい。

都成先生は中飛車党で、ゴキゲン中飛車超急戦ではのちに都成新手▲3三香が級位者も指すほど有名になったわけで、都成先生が選ぶ1局にふさわしい将棋だと思いました。