考え方を変える

「強くなるって結局、今の自分の考え方を変える事ってことです。いまの自分の考え方のままで強くなれるわけがありません。」
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言われてみると当たり前なんですがハッとしました。
そう、考え方を変えないと強くなれるわけがないのです。

自分の場合、例えば「(▲居飛穴VS△四間で)振り飛車が△6五歩と角交換を迫ってきたら▲同歩と取って角交換するのが基本的に正しい」と知識を仕入れても「角交換して馬を作られて飛車をいじめられるのが苦手だからやりたくない」という考え方を変えるのに1年もかかりました。「これで先手良いらしいけれど、自玉が薄くなってまとめづらいからこんな将棋にしたくない」とか。居飛車にしても振り飛車にしても自玉が安定した形のまま相手だけ終盤になれば良いけれど、よほど力の差があるか致命的なミスをしないとそんな展開にはならないわけで。

形勢判断ーー攻めるか受けるか、踏み込むか自重するかの判断は考え方の影響を強く受けます。形勢判断が間違ってるのは悲観的とか楽観的とかそういうマインドセットの問題を抜きにして、そもそも将棋についての理解・考え方が間違ってるということで。
形勢判断の間違いを指摘されても「えー、そんなに良いわけないよー、自玉が薄いと相手の攻めが無理でも通りがちだし」とか思ってたわけですが、考え方の間違いを正すのって他の要素に比べても重要なんじゃ!?

頑張ってたつもりだけれど考え方を変えてきただろうか…と思うと、むしろ変な考えに凝り固まってたような気がします。
うわー、そりゃー強くならないわけだ。。