二枚落ち卒業へ向けて

仕事もやっと(本当に)落ち着いてきて、将棋を指す余裕がでてきました。

先週末は木村九段昇段祝賀大会というか同時開催されていた指導対局会に行ってきました。
木村九段の弟子・高野四段と二枚落ち。こちらが銀多伝に構えたのに対して、高野四段はさすがに千駄ヶ谷の受け師の弟子、中央を手厚く構えます。最初駒損の仕掛けを敢行して戻されたものの(つい損でも華々しい手順を選んでしまうのが自分の欠点だなぁ…)その後は反省して上手の持ち駒と盤上を見てひたすら上手の攻め筋を防ぐか、持ち駒を受けに使わせるか考えて指してました。「中央を厚くされたら銀交換から桂香拾って指すのが良い」という金井先生の教えに沿って進め「二枚落ちでこれだけリードを保って指せる人はなかなかいない。別の手合いで良いのでは」とお褒め頂きました。

レディースセミナーの先生やさしいし、営業上の理由もあって2枚落ち卒業なのかと思っていたのですが、複数の先生に言われたので二枚落ち卒業を考えてもいいのかもしれません。鈴木大介九段と4枚落ちの時も「これだけ指せたら2枚落ちというか飛車落ちでも」と言われたし。6枚落ち・4枚落ち卒業までにかかった時間を考えると短期間すぎておかしいと思ってしまうのですが、それだけ銀多伝が優秀な定跡ということで。(研修会や奨励会の手合を考えれば、プロと2枚落ちなんておこがましい、と思ってしまうのですが)
とはいえ二歩突き切りも5五歩止めもやらないのはもったいなさすぎるので、さくさくマスターしてほんとに二枚落ち卒業目指すぞ!と思い、またこの本を引っぱり出してきました。(しかし将棋の本を読むのが久しぶりすぎて内容が頭に入ってこない…)

駒落ちのはなし

駒落ちのはなし


先崎九段、これは2014年の昇段より前の揮毫ですね。順位戦休場で心配しましたが、ご夫婦で道場を開いたり、お元気になったようでなによりです。