将棋PDCAサイクルを回そう

遠山五段の講座「目指せ初段!-将棋PDCAサイクルを回そう-」に行ってきました。
講座の中身はあんまり詳しく書いちゃうと問題ありそうなので端折りますが、参加型でとても楽しかったです。プロはどうやって勉強しているか、という話も面白かったです。

ポイント:

  • やさしい詰将棋と次の一手(部分図の手筋問題)は毎日やった方が良い。見た瞬間解けるくらいでないと実戦では使えない。
  • やさしい詰将棋と難しい詰将棋では鍛えるところが違うので両方やった方がいい。
  • 難しい詰将棋は脳内盤を速く正確に動かす訓練。解けなくても訓練になる。普段の詰将棋+2手が目安。7手がサクサク解けるようになったら11手以上へ。
  • 棋譜並べではプロの棋譜より自分の勝ち棋譜を並べるのがオススメ。勝ちパターンが身につく。
  • 感覚的なところを鍛えるには解説動画を見るのがオススメ。

kifファイルを1つだけ事前に送って遠山先生が診断してくれる!という企画があったのですが、
「終盤型:こどもに多いタイプ」
という診断でした。。指導対局でも常に終盤型としか言われないのですが。駒落ちの序盤は知らないから仕方ないと思ってたのですが、平手で教わったときも「もしかして終盤型ですか?終盤に近づくといい手が出ますね(=序中盤ひどいですね、っていう意味ですよね…)」と言われたし。
自分としてはけっこう定跡書読んでるし、3手詰見逃しとか、詰ましにいってすっぽぬけとか、速く決めようとしすぎて駒渡し過ぎて逆転されたりとかしょっちゅうで、終盤型という気が全くしてなくて意外だったのですが。終盤型といっても終盤強いという意味ではなく、終盤が一番マシということなので、序盤=知識、中盤=経験、終盤=論理、と言われると、覚えないし指さないから序中盤ダメで終盤だけ残るというのはある意味当然な気がします。
考えてみたら、自分の場合、得意戦法である中飛車の序盤ですら「飛車振って片美濃に組んで、あとはその場で考える・勝ちパターンは急戰受けきれずに左辺ボロボロにされつつ中央で逆襲」というスタイルで指してるんですよね。本は読んでも1回読んだらそれきりにしちゃうので頭に入ってないんですよね。そしてこのタイプが大人に少ないということは、そういう大人はあまりいなくて、みんなちゃんと定跡書を読んだら覚えてるんですよね。。みんなすごいな。。


そういえば、レートが上がった期間というのは定跡書を読んでる期間にほぼ一致するような気がします。定跡書読んでる→序盤強化されてレートが上がる→読み終わる→だんだん序盤の指し方を忘れていくのでレートが伸び悩む、というのを繰り返してるような。

自分の課題がハッキリわかったので、勉強方法を見直して頑張ろうと思います。