うまくならなくたっていいじゃない
人が将棋を続けるにあたって妨げになるのは「速く強くなる人もいる」ってことではないかと思ったり。
将棋はじめよう→ルール覚えて指せるようになったよ(^o^)→詰将棋も解けるようになったよ\(^o^)/→うまくなりたいよ→なかなか強くならないよ(´・ω・`)→世の中にはxヶ月で初段とかなる人もいるらしいよ→自分には向いてないのかな(´・ω・`)ショボーン
…と辞めちゃう人がけっこういるのではないんでしょうか。自分もときどきこんな罠に陥ることがあります。
- 作者: 上地隆蔵
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2009/06
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伸び盛りの子どもでも、初段になるまでの時間はこんなにさまざま。
自分など将棋はじめてから3年、これだけ詰将棋やってもまだまだぜんぜん低級ですし。落ち込んだ時には思い出して「こいつよりは自分の方が上達速いかも」と思って頂ければ。
速く強くなる人もいるけど、そうではない人もいるし、人には向き不向きもあり。
人間誰しも老化と向き合わないといけないので、「歳を取って強くならないどころか、だんだん弱くなる中でも楽しむ」という更に難しいミッションもあったりします。
「誰かがxヶ月で初段になった」といっても、年齢も趣味に使える時間も全然違うわけで、比べて落ち込む必要はないのです。別に初段になる速さを競う競技ではないし。プロから見れば初段でも級位者でも県代表でも一緒くたに「アマチュアの方」でしかない、と思えば弱くても堂々としていられます。
強くならなくても日々ワクワク過ごせて「明日は勝つぞ!」とか「明日の順位戦は好カード!」とか、明日が楽しみになるのが一番。