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息子の好きだったもの(1)デュエル・マスターズ

育児

病気がわかる前から息子がずっとやりたがっていたのが、デュエルマスターズ(略してデュエマ)と3DS
特にデュエマは、ルールを自分で書き写してくるぐらい、熱心にやりたがっていました。しかしカードゲームは理不尽にお金がかかるからなぁ、お金かけなくても楽しく遊べるでしょ?と思っていたし、デュエマは対象年齢10歳以上で、まだ早いんじゃない?と思っていたのでやらずにいました。
病気がわかって、息子の残り時間が僅かだとわかって、本人がやりたいことは出来る限りさせてやりたいと思い、3DSもデュエマのカードも買いました。

デュエマでは、最初に買ったのはオラクル1stダッシュとスーパーデッキ カツキングMAX。とりあえず初めて用のデッキと、ドロンゴーとかやりたがっていたのでスーパーデッキとを買いました。
やりはじめた頃はICUにいて、右手しか動かせない状態だったので、パワーの大小だけでじゃんけんのような遊びをしていました。一般病棟に移り、体調が良くなるにつれてシールドを置くようになり、シールドの数を増やし、ルールも簡単なものからちゃんとしたものにしていきました。

他にもカードゲームをたくさん(遊戯王、バトスピ、バディファイト、ヴァンガード、ポケモンカードゲーム、妖怪ウォッチとりつきカードバトル)やりましたが、結局デュエル・マスターズが家族みんなの一番のお気に入りになりました。

  • カード以外のものを使わない
  • 場所を取らない
  • 基本ルールが簡単
  • でもカードの効果が多彩で、いろいろなデッキが組めて、派手な展開を楽しめる
  • イラストが綺麗
  • デュエマ・ダッシュTVや漫画・アニメが面白い

というところがポイントで、特にベッドの上で遊ぶ時間が長かったので、カード以外のものがプレイマットさえ不要というところが大きかったです。
E3以降の構築済みは全部買いましたが、そこから離れたデッキを組もうとするとなかなか必要なカードが手に入らないので、超全集を買ってカラーコピーし、プロキシを使ってデッキを組みました。私はDMvaultでデッキを組んだり対戦したりもしました。

息子が「大会に出てみたい」と、時々言うことがあったので、後悔するよりは、と思って店舗大会に出てみました。とはいえ息子はヨソの人とプレイするには負けたら泣いちゃうかも、とか不安があったので、代わりに私が出て、息子と主人は応援に回ってもらいました。
店舗大会はいろいろなおもちゃ屋さんでやっていますが、雑居ビルなどバリアフリー的にどうかわからない場所が多かったので、車椅子でも安心な場所ということで博品館の都庁店に行ってみました。私たち以外は常連ばかりでしたがお店の方が親切で良かったです。
ウチではプロキシばかりでまともなデッキがないよ、ということで、迷った末にスーパーデッキOMGを改造したデッキで臨みました。家庭内環境ではOMG改は強すぎて息子が使うことがほとんど、私はあまり自分では使ったことがない状態だったしすごく緊張していたのでプレイミス多発で初戦負けしてしまいました。それでもガチ構築の墓地ソース相手にあわや、というところまでいけて良かったです。

そのあとも、腫瘍の再燃で体がどんどん動かなくなる中でも、毎日のように家族でデュエマをしていました。最期の頃は、代わりにカードを持ってあげて、「マナチャージ、どれにする?これ?」と一枚づつ聞いていくようにして遊んでいましたが、それでもこちらがルールを間違えたりすると視線で教えてくれました。デュエマをする気力がなくなっても、毎日「パックをあけたい」と言うので、ブースターパックを箱買いして開けて、出たカードについて話してあげました。デュエマ甲子園にも出たい、と言っていたのですが叶いませんでした。
息子が亡くなった後、残った「暴龍ガイグレン」の箱を全て開けたらビクトリー(水のフォートレス/Q.E.D.+)が出ました。ウチで出たビクトリーは他に「獅子頂龍ライオネル」「勝利皇帝Guy-R」のみ。それらを入れたデッキを2つ組んで持たせました。(あ、ジュダイナ2枚を忘れてた。持たせるのも忘れてしまったんですよね。)天国でも遊べるでしょうか。