SonyReader 新型 PRS-T1を試してみて

自炊データをメモリカードに入れて試させてもらいました。
縦向きはW:584 H:754、横向きはW:784 高さは元データの縦横比に合わせて適宜、というファイルを作りました。本当はH:1012らしいのですが、そうすると縦横比が元データと合わなくなって横幅を有効に使えなくなってしまうので。

まず縦書きの本。
A5版で空白多めの本はなんとか読めます。字が小さめの文庫本を読んでいる感覚。指輪物語のA5版もギリギリなんとかなりそう。これは嬉しい誤算でした。同じA5版でも字がぎっしりの本はつらい。
次に横書きの本をランドスケープモードで。
縦の長さに合わせて2〜3分割して読むことになります。分割して読むと、次のブロックを表示した時にどこからが続きか判りづらく多少イライラします。
横書きA5版の本はちゃんと読めるサイズです。ただ、ソースコードは1画面で眺められないとつらいと思いました。
横書きB5版の本は無理かと思ったら、余白多め字大きめなら意外と見られます。でも図やソースコードはキツイ。
最後に漫画。
KindleDXよりは白黒反転する時間が短めです。(KindleDXでは最適化していないJコミ漫画を読んでいたので、そのせいかも。)字の小ささやディテールのつぶれ加減はまさに文庫版を読む感覚。

取説を読んでいないので使い方がわからないところが多々あり、しおりその他は試せませんでした。タップではページがうまくめくれず、スワイプしてページめくりをしてましたが、片手で持ってその手でスワイプするのは結構疲れます。

コントラストが高くて見やすいので、字が小さくても最適化してあれば割となんとかなるのにビックリ。でも長時間小さい字を読み続けると目が疲れそう。白黒反転はKindleDXより多少速い気がしました。これなら漫画も読めるかも。
でも、ランドスケープモードは前に読んでいたのがどこまでだったかわからなくなりがち。ソースコードや図など、全体像をパッと把握したいものには向きません。
結論としては自炊データのうちSonyReader向きなのは、文庫本・新書・漫画。それ以上の大きさならA5版までで字が大きめで余白が多い本、ということでしょう。

とにかく軽くて、特に使う予定がないときにバッグに放り込んでおいてもストレスなく持ち運べそうなので、文庫本代わりのヒマつぶしグッズとして1つあると便利だと思います。