急戦に挑戦

考え方を変える一環で、急戦に挑戦中です。

1年前に転向するまでずっと対抗形党として、相手が振り飛車なら居飛車・それも基本的に居飛穴を指してました。
中飛車は攻める振り飛車と言いますが基本△4四銀型にしてたので自分から攻める機会は少なくカウンター狙い。居飛穴だとなおさら相手が先に動くことが多く。
攻めというよりも駒を交換して捌いてから取った駒を使える場所を探すという感じの流れになりがち、そして取った駒を使った良い攻めが思いつかなくて駒台に駒が溜まって困りがちでした。(中飛車も居飛穴も自分から端攻めをする機会はほぼないですし。)

このあいだ教室で指導対局(駒落ち)の合間に生徒同士で平手で(相居飛車・角換わり棒銀)指していて、上位者相手に劣勢だったのですが、それをちらっと見た先生が「平手だとしっかりした将棋を指すなぁ、駒落ちは全然なのに」的なことを仰って。

自分が頑張って攻めてるつもりでも駒交換を目指すだけで軽すぎて攻めになってないんですよね。手損や歩損をしてやっとこさ駒交換という成果しか挙げられないので交換した駒を使える隙がないと悪くなってしまいます。
隙のある相手なら一旦悪くしても溜まった駒で一気に寄せて勝てることもあるわけですが、上位者相手では全く通用せず、上手から見ると狙いがないことをやって損を拡大してるようにしか見えないんですよね。。
「手損や歩損をしてやっとこ駒交換してそのあとの狙いが何もない」というのは相振りでよく負けては痛感してたことですが、駒落ちもそのパターンになりがち。

なんとか攻めが上手くなりたい!と考えていたのですが、そもそも攻め方ーー捌き方でなく、攻め方ーーを知って、攻める機会を増やさないとダメなんじゃないかと。それには急戦を勉強した方が良いのではと思ったのです。実際、相居飛車でも力戦になると対振り急戦の攻め方をイメージしながら攻めることもありますし。

対抗形党時代とは全く違う将棋を指すようになって、知らないことばかりで簡単な本を読んでいて、本当に初心者に戻ったような気がします。

単純に数を足す攻めを、筋が悪い気がする/重い気がする/なにか技をかけられて防がれて無駄になりそうな気がする…と候補手から除外してしまう癖を治すことも必要なので、まっさらな気持ちで頑張りたいと思います。

考え方を変える

「強くなるって結局、今の自分の考え方を変える事ってことです。いまの自分の考え方のままで強くなれるわけがありません。」
qwer191.blog.fc2.com

言われてみると当たり前なんですがハッとしました。
そう、考え方を変えないと強くなれるわけがないのです。

自分の場合、例えば「(▲居飛穴VS△四間で)振り飛車が△6五歩と角交換を迫ってきたら▲同歩と取って角交換するのが基本的に正しい」と知識を仕入れても「角交換して馬を作られて飛車をいじめられるのが苦手だからやりたくない」という考え方を変えるのに1年もかかりました。「これで先手良いらしいけれど、自玉が薄くなってまとめづらいからこんな将棋にしたくない」とか。居飛車にしても振り飛車にしても自玉が安定した形のまま相手だけ終盤になれば良いけれど、よほど力の差があるか致命的なミスをしないとそんな展開にはならないわけで。

形勢判断ーー攻めるか受けるか、踏み込むか自重するかの判断は考え方の影響を強く受けます。形勢判断が間違ってるのは悲観的とか楽観的とかそういうマインドセットの問題を抜きにして、そもそも将棋についての理解・考え方が間違ってるということで。
形勢判断の間違いを指摘されても「えー、そんなに良いわけないよー、自玉が薄いと相手の攻めが無理でも通りがちだし」とか思ってたわけですが、考え方の間違いを正すのって他の要素に比べても重要なんじゃ!?

頑張ってたつもりだけれど考え方を変えてきただろうか…と思うと、むしろ変な考えに凝り固まってたような気がします。
うわー、そりゃー強くならないわけだ。。

指す将順位戦第4期の開幕を前にして

郷田先生・金井先生の将棋イベントに行ってきました。
なんと9割が女性。将棋イベントの女性比率はどんどん上がってる実感がありますが、ついにここまで。
郷田先生の三段リーグ時代の棋譜ノートを回覧(!)という信じられないサービスがありました。三段時代の郷田先生、棋譜ノートの裏のページに反省したり自分を励ましたりするコメントを綴っていて感動的でした。
(イベントではお二人以外の棋士の直筆揮毫色紙も販売されてました。その中に谷川先生の色紙もあったのですが「え!谷川先生のも同じ値段!?」と言われて真っ先に売り切れており、心の中で手を合わせて購入者に感謝してました。。)

指す方は二枚落ち二歩突切りで負けまくり。頼みの詰将棋力も落ちて、5手詰に苦労してます。
24のレートで言うと中飛車メイン対抗形党時代の最高レートより100以上落ちていて、率直に前期よりも力が落ちてる気がします。それでも相居飛車を指してるとボコられまくりで酷かった初心者の頃を思い出して「居飛車で勝ち負けできてえらい!(イメージbyこうペンちゃん)当時より確実に強くなってる〜」という気持ちになるので不思議とあまりつらくないのです。(いいのかそれで)

経験値が少なすぎるので「普通に応じないと(例:同歩/同銀と取らないと)どうなるんだろう?」とやってみて、目を覆わんばかりの大惨事になってることがよくあります。指す将、ひとに棋譜を見られるのが恥ずかしいです。「攻めの感覚は実戦を重ねないと身につかない」と藤井九段の著書にありましたが、負けてもとにかく人と指して学びを得なくては。相居飛車、無理攻めされることが多くて評価値1000点2000点くらいプラスでも、受けてると間違いやすくて負けやすいので、そのあたりの感覚を身につけるのが重要。それ以上に、無理攻めでも攻め筋を思いつく人が羨ましいです…。

kifuofpenguins.hatenadiary.com

my次の一手メモ、相居飛車が増えてきたのでblog名に「元」をつけました。

練習記録も書こうかなぁ〜。

中飛車の相振り

某先生より中飛車での相振りについてのアドバイス

  • 相手が三間飛車で角道を開けていたら、5五歩と伸ばす前に自分も角道を開ける(5五歩とすると角道が閉じてしまうので)。そうすればたいてい相手が角道を閉じる。閉じてこなければ手損で角交換して筋違い角を打って乱戦にする。
  • 相振りは上からの攻めになるので、玉は下段にいたほうが攻めから遠くなる。中飛車だと囲いづらいので金美濃にするのがおすすめ。

令和の将棋

最近、周りの棋友・大人になってから将棋を始めた女性たちで初段になる方がぽちぽち出てきています。
自分も初段になりたい〜、と頑張ってますがなかなか…。
コーチ役を誰かにお願いして鍛えてもらいたいなぁ、と将棋の森の特訓クラスに行こうかとも思いましたが、時間が合わず断念。

GW中はリアルで指して感想戦で教えていただくのがとても勉強になりました。
「ここでこの手があった」とかでなく局面の考え方をロジカルに整理して教えてもらえると身になります。

避けがちだったネット将棋も最近やってます。
とはいえ、将棋ウォーズは時間切ればかりで諦めました。
将棋倶楽部24で指してますがR300程度で、12級と13級を行ったり来たり。しかし将棋倶楽部24で指してるというだけで自分すごい。
こんな低級ですがボロボロ負けており、特に角換わりの勝率が低くて凄い。角換わり、後手番の序盤が本当によくわからないですし、先手番でもいつの間にか手損して先攻されたり、駒得して優勢になっても手筋を知らなかったり見落としがあったりで即負けにつながったり。

居飛車は楽しいけれど大変です。
晩学にはやはり振り飛車なんじゃないかという気がして、気持ちが揺れます。
最近はプロの将棋への興味が薄れて、プロの指す戦型を指したい欲もなくなってますし。プロの将棋がどんどん玉が薄くて真似できない方向に進化してるのもあるかと思います。(自分の場合は相居飛車でも勝率がいいのは左美濃急戦だったり、玉の堅さ重要。)

ただ、居飛車は教材が充実していて棋書がロジカルで読みやすいのがメリット。
縦の将棋が苦手なままだと振り飛車に再転向しても相振り飛車で苦労するのが目に見えているので、相居飛車で縦の攻め/受けの手筋を学ぼうと思います。

指す将順位戦4th season、参加します

もう止めようかと思ったのですが、懲りずに参加することにしました。

2週間に一度、知らない人と連絡を取って邪魔の入らない日時を決めて対局するというのはなかなか大変だし、忙しいなか将棋のモチベーションを保つことができるかというのは自信がないところでもあるのですが。
ただ、棋力向上のためには良い機会ですし。

最近、周りの将棋仲間は昇段したり、どんどん強くなってるなぁ!と感じるので、自分も自分なりに自分のペースではあっても、できるだけ頑張ってみたいと思います。

前期と比べると・・・
居飛車党に転向したこともあり、序盤は全く経験のない形とか自信のない形がたくさんあります。後手番はほぼ常に手探り。
そして中盤は以前よりもウッカリが多発。
一番問題なのは、終盤力や、見切って踏み込むための読みの力が下がってること。以前は閃きに任せて読みきれなくても踏み込めたのですが、それができなくなって弱くなってる気が。
最近は終盤まで優勢で進めても勝ちきれずに逆転負けが多発してます。

そんな感じなので勝ち星は期待できないと思いますが、社団戦に向けて練習に付き合っていただける機会だと思って、がんばります。

平成最後の将棋大会

GWといえばシモキタ名人戦
いつも晴天に恵まれて暑い、というイメージがあるのですが今年は雨天の予報。

雨で中止だと思ってたら女流名人戦は雨でも室内で開催ということで、やったー!と出かけて行きました。
(将棋の子供大会は行われたのですが、強豪の集まる名人戦囲碁の大会が開催できなかったのは残念。)
雨天の予報でも実際には小雨がパラつく程度で、指導対局トークショーは大盛況でした。

さて、女流名人戦。AクラスBクラスと2つのクラスに分かれて戦います。
Aクラスが4段から6級とカオス。一回戦で負けたら渡辺二冠の指導対局なので中途半端に勝ち上がるよりは初戦負けのほうが良いのですが。
結果は初戦負け。
▲対三間飛車銀冠VS△松尾穴熊。(ほんとに三間飛車が流行ってます。)相手の方は「絶対渡辺二冠の指導対局受けたい!」という感じで緩めて指していたので龍と馬を作って銀冠玉に迫って相当良くなったと思うのですが、馬を切ったら寄りそう、という局面で自重して駒を足したら打った駒が邪魔で攻めが続かなくなってしまい、逆転されてしまいました。

今までほぼ▲7九金型ばかり指していたのを、せっかく渡辺二冠に会えるんだし!と四間飛車破り 【居飛車穴熊編】 (最強将棋21)で勉強して松尾穴熊を初投入したのですが、踏み込まないと穴熊やってる意味ないなぁ。

初戦負けだったので渡辺二冠に指導対局を受けました。
こちらは二枚落ちで負け。角を切って挟撃形を作るつもりだったのを自重したら攻めの取っ掛かりが全くなくなってしまい、待ってる人も多かったのでさっさと投了。

読みきって踏み込めるのが一番良いのですが、行けそうに見えても読みきれないなら踏み込まない、とすると勝ちづらいです。

勝戦は知り合い同士の対局だったのですが、なんと渡辺二冠が大判解説するということに・・・!
なんだかすごく感動しました。