3期 指す将順位戦 第1局

将棋観戦するけど全く自分では指さず、詰将棋をぼちぼちする解くくらい、という状況で第1局を迎えることになってしまいました。

相手のほりさんは居飛車党で自分の先手中飛車VSほりさんの2枚銀急戦に。ちゃんと▲6六歩▲6七銀を指して角頭を守って急戦を受け、高美濃に組み換えられたのが自分としては珍しく良く指せたところ。たいていこのあたりの序盤で失敗してガチャガチャやるしかない展開になること多すぎなので。(このあたりノーマル振り飛車党には当然の形なのですが、最初から角道オープン振り飛車しかやったことがないと違和感があって指しづらかったのです。金を上がった瞬間は飛車先も止まるのでドキドキしました)
途中で飛車角両取りの筋が生じてこちらが良くなりましたが終盤の攻めはあまり良くなくて反省点が多かったです。

1つ勝てたので全敗は免れたわけでほっとしました。

このあとは3局連続で石田流を得意とする振り飛車党とあたる予定です。苦手の石田流が3連続とか…。

竜王戦4組▲谷川△高見戦

凄かったですね。Abemaで中継がありましたが見られず、棋譜中継を見ていました。
序盤から中盤に入ってこれからどうなるか…と思っていたら、あっという間に寄せに。
検討陣を悠々と追い越していく寄せの速度、まさに光速。
谷川先生の全盛期は過去の棋譜でしか見たことがなかったので、最近の復調は本当に嬉しいです。伝説の「光速の寄せ」が生で見られるとは〜!

好調の理由は

  • 会長職をやめて研究する時間ができた(2009年の棋士会会長から専務理事・会長と続けていたので)
  • 強い若手との研究会(菅井王位・斎藤七段との研究会は得るものが大きいんでしょう。都成五段も昇級したし)
  • 藤井六段の登場に刺激を受けた
  • それもあってか詰将棋解答選手権に久しぶりに参戦(それで大阪会場1位とか…本当は藤井六段と机を並べて競うつもりだったんでしょうね)
  • ソフトの影響で早く仕掛ける将棋が主流になったのが棋風にマッチ
  • 将棋戦型別名局集7 角換わり名局集編纂で、過去の対局を見直すことがプラスに

といったところでしょうか。

叡王戦開幕

名古屋遠征から帰ってきました。
物理的に胃が痛いです。

前夜祭はドワンゴらしい演出で華々しく、楽しかったです。デザートが豪華で美味しかったー。棋士と話せるチャンスではあるものの、何を話したらいいんだ一体!?となってしまいます。
現地解説会は(ニコ生見ていた方は想像つくでしょうが)とても楽しかったです。山崎先生が大活躍、佐藤康光会長や豊島先生から話を上手に引き出して素晴らしかった。そして最後の言葉。。

言葉にしたくない気持ちがいろいろあるので細かいことは書かないでおきますが、棋士のタイトル戦に賭けるものの重さをひしひしと感じました。今までとは将棋の見かたが変わってしまいそうな強烈な体験でした。現地解説会、ほんとおすすめします。

気楽に名古屋観光を兼ねて〜という気持ちだったのですがガイドブックなしで行ったので土地勘なさすぎて街をぶらつくにもつらかったです。次はガイドブックを買っていこう。
食についても有名店はすごく並ぶので名古屋グルメをメインにするなら気合を入れて計画立てないと。

ペンギン界では名高い名古屋港水族館にまた行ってきました。飼育の難しい南極のペンギンを飼育・繁殖させている聖地です。世界で唯一ナンキョクオキアミを飼育していて、しかも継代飼育に成功しているのもすごい。
そしてずーっと行ってみたかった徳川美術館。初音の調度や源氏物語絵巻、子どもの頃から憧れなのですが・・・常設展示ではちょっぴりしか見られないのでがっかりでした。将棋盤は展示してありました。足の形は今とあまり変わらないですね。駒は書き駒なのでしょうか。当時は3盤(囲碁・将棋・双六)がセットで嫁入り道具とされていたそうです。最近では7盤とかありますが、複数の遊びで勝ったり負けたりする、というのは良いコミュニケーションなんでしょうね。

第3期指す将順位戦の展望

いよいよはじまりました、第3期指す将順位戦
11人全員自分よりレートが上!400以上離れた相手もいます。ほぼ半数がレート200以上離れてますし。

saborin.hatenablog.com
はからずも、うきりんさんと同じような境遇です。(うきりんさんはクラスが上なだけにレートの上振れも大変なことになってます…。)

自分の場合、前期降級するのが順当だったところ入れ替え戦で運良く残留してしまったので場違いな感じになってます。
今期は残留どころか一つ勝てるかどうかもわかりません。
まあ勝ち負けがあるゲームなので負ける人はでるわけで、大会でだって全部負けて帰る人もいるのです。持ち時間長く格上と対局できるのを楽しみたいと思います。将棋を練習するモチベーションも上がりますし。

とはいえ、叡王戦で全国回るつもりなので週末予定を入れられない日が多く、対局予定は目安よりも遅れ気味になってしまいそうです。(1回戦・2回戦が既に目安日の1週間後の予定です。)

詰将棋解答選手権!

過去問解いてましたが解けない問題で詰まって、すっかり投げ出してしまいました。

逆転の7手詰 (将棋連盟文庫)

逆転の7手詰 (将棋連盟文庫)

気を取り直してこの本を解きはじめました。同じシリーズの5手詰まだ終わってないのですが、5手だけだと本番で読めなくて困るのではと。
詰将棋解答選手権の過去問を解いた反動で、章道先生ヒント的確だし優しい…と思えるようになりました。

さて本番。最初の2問(5手詰・7手詰)は解くことができて、3問目が解けなくて終了でした。2問正解が目標だったので達成できて良かったです。
1問目は簡単だけれど正解(最後の応手)が複数あったのでどれを書いたら良いのか迷って時間を使ってしまいました。そういう場合はどれを書いてもいいんですね。
盤駒使って解くのは初めてで、それでも時間を使ってしまいました。図面だけで解ける手数のものについては図面だけで解いて、見落としがないか確認するときだけ盤駒を使ったほうが良さそう。

とても楽しくて、自分、詰将棋好きなんじゃ?と思いました。
来年も挑戦したいと思います。

詰将棋解答選手権目指して

去年の一般戦の過去問を解いていますが3問目が全く解けない…。ずっと考えても解けない。打歩詰回避ぃ……。

2問解ければ良し!と割り切って一昨年の過去問に進んだほうが良い気がします。

そんなこんなで疲れきってるので指し将棋は全くおろそかになってます。指す将順位戦がピンチ。

谷川浩司全集(昭和編)

プレミアムブックスで復刻が決まったためか、谷川浩司全集(昭和編2冊組、定価1万6千円!)の古本が非常に安くなっていたので買ってしまいました。
以前図書館で取り寄せて借りた時には箱なしで本もボロボロ、崩壊寸前のため袋に入れられてる(!)という惨状だったのですが、届いた古本はとてもキレイでカビくさくもなく箱も色鮮やか、嬉しかったです。
書き込みもないなあ〜と思ってパラパラめくってみていたら、1局だけ印がつけられているのを発見。
並べてみると後手矢倉で軽快な攻めから一気に大駒を捨てて必至をかけ、3回連続限定合で凌いで勝ち、という対局でした。タイトル戦とはいえ自戦記がない対局ですが、前の持ち主はその対局にとても感動したんでしょうね。当時ネットがあったら「光速の寄せキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」って言われてそう。
扱いの小さい対局も並べてみるとカッコいい手順に感動させられたりするのが棋譜集の良いところです。