曲がり角

とりあえず弱いコンピュータ相手には相矢倉で苦戦しなくなってきました。
しかしその分、というのでしょうか、なんだか中飛車がうまく指せなくなってるような。
中飛車と居飛穴を両方指すのはあまり難しく感じないですが、矢倉と中飛車を両方指すというのは難しいのかも。感覚の違いも大きいし、序盤同じ出だしから分岐するので指す機会がパキッとなくなってしまうし。

というわけで、ちょこっと矢倉の世界へ寄り道してみたものの、先へ進むかどうか悩んでいます。

藤森流急戦矢倉 (マイナビ将棋BOOKS)

藤森流急戦矢倉 (マイナビ将棋BOOKS)

棋書ラーとして、矢倉は楽しそうな本がたくさんあるのが魅力。中川八段の本もそうですが、急戦矢倉の本はどうしてこんなに気合がこもっているんでしょうか。
自分の場合、矢倉は本を読んでるだけで楽しいのだけど、指して強くならないのが困ったところ。
プロの世界でも日進月歩で多様な作戦の入り交じる矢倉の世界、アマ級位者どうしでは余計に見慣れない局面ばかりになるので、時間を使わず手が見える必要があって自分に向いてなさそう。。

矢倉しばり

最近ぴよ将棋低レベルや将棋ウォーズ練習対局など、弱いコンピュータ相手に、とにかく相居飛車、先手なら3手目▲6八銀、後手なら2手目△8四歩となるべく矢倉にする将棋を指してます。
もう苦戦しまくり!対抗形なら楽勝なレベルの相手に酷い目にあわされてます。ストレスにならないように弱いレベルを相手にしているので最終的には終盤取り戻せるのですが、中盤には形勢を相当悪くして大変なことに。初心者の頃に矢倉を指してたときと比べて、大して進歩してないなあ自分、と思い知らされます。矢倉難しい〜。

本当に矢倉難しすぎて初心者にはオススメしないです。攻めに使う駒が多くなればなるだけ戦法は難しくなると思います。矢倉って飛角銀桂香全てを使って盤全体で攻め合う戦法だから難しくて当然。矢倉を指したいなら原始棒銀(飛車銀)→矢倉棒銀(飛車銀+角)→右四間(飛車銀桂+角)→スズメ刺し(飛車桂香+角)と順を追ってステップアップするのがいいのかも。

難しいなりに勝負にこだわらないところで矢倉を指してみるのは縦の将棋や接近戦が苦手なのを克服する訓練として有用な気がします。当然ながら、対抗形の居飛車側を持つには相居飛車の経験が役に立つと感じますし。(振り飛車に完封されて横の攻めが全くできないときに縦から攻めたりとか。)
なにより矢倉で勝つと、初心者の頃のちっとも勝てなくて強くならなくて(´・ω・`)しょんぼりしていたのが報われるような気がして嬉しさが格別なのです。

将棋教室の体験

sakusaku160307.hateblo.jp
体験教室には勧誘がつきもの
…らしいのですが、新宿将棋センターのレディースセミナーは体験教室のあと何事もなく終わります。「え?何もなし?続けたいけど、どうしたらいいの…?」と思うレベル。
きっと他の場所でも、将棋指しがやっている教室で、勧誘を熱心にやるところがあるとは思えません。

端攻めは必修

矢倉・角換わりの教科書 、序盤編・中盤編をだいたい読みました。(まだ△5三銀右急戦の正しい受け方と、終盤編の角換わり部分以外が残ってますが)
矢倉はスズメ刺しで端を狙うのが基本なのですね。
しかし自分は端攻めが苦手で相振りをやってたときも端攻めで成功したことがあまりありません。
今はときどき角換わり棒銀をやるわけですが、よくある端での銀香交換をしたことがありません。たいていの人が銀を引いて棒銀を受けるので、壁銀にさせておいてから受けに回って駒を入手し隙を突いて横から攻めるというのが勝ちパターン。縦の将棋が苦手なのもありますが、駒損して端を破っても逃げられるとリターンが少ないような気が、とか初心者の頃に香車で飛車を殺されたトラウマが、とか。思い切って端に殺到する勇気が起きないのです。中飛車/居飛穴メイン対抗形党は最も端攻め不要な戦法選択でもありますし。
でも居飛車を指すなら端攻めは必修のよう。

全戦型対応! 将棋・端の攻め方、受け方 (マイナビ将棋BOOKS)

全戦型対応! 将棋・端の攻め方、受け方 (マイナビ将棋BOOKS)

今月末に端攻めの本が出るので買っちゃいそう。(将棋・ひと目の端攻め (マイコミ将棋文庫SP) は読んでますが。)

矢倉・角換わりの教科書 の残りはとりあえずスキップして、読んだ部分を繰り返して並べようかと思います。
(この本は序盤・中盤・終盤でバラバラに分かれているのが読みづらいので、終盤編の代わりに 光速の寄せ〈3〉矢倉くずし初級編 (Super series special (Volume 3))、△5三銀右急戦のところは代わりに 藤森流急戦矢倉 (マイナビ将棋BOOKS) を読む計画です。)
急戦でない矢倉を指そうと思ったら全ての急戦に対応した上で数多い戦法バリエーションを学ばないといけなくて大変すぎるので、矢倉を指すなら急戦矢倉しかないと思います。
でも急戦をやるとすぐ力戦になって「ああ、飛車を振ってゆっくり囲って見慣れた感じで戦いたい。振り飛車が指したいなあ」と思ったりするんですよね〜。やはり2手目△8四歩よりは△3四歩で、石田流対策を頑張った方が横の将棋党には向いてる気が。でもせっかくなのでもうしばらく居飛車頑張ってみます。

課題は読みの力

最近、終盤力不足を痛感してます。

閃きに任せて直線的な手順に踏み込みがちなので終盤力があるかのように誤解されまくりなのですが、実は全っ然読めてないんです、終盤。
先の局面をイメージしようとしても頭の中の将棋盤がぼんやりしてしまって、時間をかけてもその先どうなってるかよくわからない。でも「迷わず行けよ、行けばわかるさ」とばかりに踏み込んじゃうのです。

・頭の中の将棋盤で並べられる手数が短い
・イメージがぼんやりして、時間をかけても読めない
・受け・凌ぎの手がわからない
という問題を抱えてます。どうしたらもっと長い手数、くっきりはっきり読めるようになるでしょう?

棋書を読む時もイメージで駒を動かすのがごく短手数しか出来ないので、基本的にkifu for windowsとか盤駒使って並べながらでないと読めません。
美濃崩し200 (最強将棋レクチャーブックス) を読んでますが、長い手順は kifu for windowsを使って並べてます。
さすがに詰将棋は並べないで解きます。終わりがあることが明確なので、詰む手順は詰まない手順よりは長めに読めるのです。自分にとって長めの詰将棋(といっても9〜13手くらい)を解く時は手順を「ひと目初手は▲2二銀で、△2三玉なら▲3三金△同金▲同飛成から詰むから△同玉のはずで〜」とか声に出してます。声に出すと解きやすいのです。実戦で声を出すわけにはいかないですが、その辺りにヒントがあるかもしれません。

中飛車勉強中VS居飛車勉強中

練習会で居飛車党で中飛車勉強中のFさんと中飛車党で居飛車勉強中の自分の対局。
ゴキゲン中飛車超速銀対抗相穴熊のよくある感じの局面です。自分が先手(居飛車側)。
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棋譜・局面は間違ってるかも…最近は終局後に正しく並べ直せないです。以前はリアル将棋を滅多に指さないからインパクト強くて覚えられただけのような。
実戦はここから
▲8六角△4二角▲2四歩△8六角▲同歩△4九角▲7八金△7五歩▲同歩△2四歩▲同飛△3三桂▲3七桂△7六歩
と進みました。
局後、▲8六角の前に2筋を突き捨てておくんだったなーと思ったのですが、激指先生によると突き捨ては入れないほうが良いそう。(突き捨てを入れた場合、振り飛車側は△同角。▲8六角には△3二飛で受かります。)ただ角交換は自分からすべし!とのこと。それはそうですよねー。
そして△4九角には▲6八金引。馬を作らせても当たりにならないので手番を得られるのが大きい。穴熊の金が質駒になってる展開は痛いし。
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実戦でこの局面、△4九角と△7五飛のラインで拠点が出来てしまって厳しい(´・ω・`)と思っていたのですが、激指先生曰く互角で先手十分。▲2一飛車成から駒得してガンガン攻めていけば、後手の方が堅くて自玉はあやういとはいえ先手にも手段が多くて恐れることはなかったよう。駒得重要。
△4九角から△7六歩で拠点を作って△7五飛を見せる技はさすが。中飛車側を持ったら指してみたいです。

そのあといろいろあってこの局面。
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先に▲7五香を打ったのが悪くて、▲7四歩としておいて△同飛なら香を打てば良かった。先に香を打つと△7七歩成が詰めろなので手抜けないため歩で受けられてしまいます。(受けるスペースを消す歩の手筋。本に出てきそう。)
これでもうダメだと思って悪あがきのつもりで▲7三歩から7三の地点を攻めてガチャガチャやっていたのですが、激指先生に聞くとそれも途中までは意外と悪くなかったようで。うーん、本当の課題は終盤。
そして形勢判断が間違いすぎ。見ていた他の有段者に「途中良くなってたよね?」と言われたし激指先生も同意見なのですが、自分では一瞬も良かった局面なかった、と思ってたのです。例えば図の局面、激指先生によると▲7三歩か▲7四歩で500点近く有利なんだそうです。これ有利だと思えます? 玉形の差が大きすぎだと思うんですが。うーんうーん。

段級位認定問題

ペーパー段位が取得できる次の一手問題。
将棋世界の認定問題、初めて往復はがきを出してみました。12月号は12/1締め切りなのでギリギリ。
一応自信のある答えは思いついたのですが、初段コースは3択ではないので完全に外してる可能性も。。週刊将棋は初段も3択だったので、そちらの方が難易度低かったかな。
しかし3択なら出来るかというとそんなことはなく、12月号については級位者向け3択問題の方が自信ありません。そしてNHK将棋講座テキストの方も応募しようと思いましたが、そちらの三択も全くわからない。。NHKはたしか締め切りが10日だったので、もう少し考えてみます。